ますますハチが増えている
2017年4月21日金曜日
ハチは落ちている花粉を食べるか
14日から分封を期待しつつ観測しているが、すでに1週間が過ぎた。その間、こまめに巣箱を覗いているといろいろ気づくことがある。
今朝、逃去防止器を眺めていると、メッシュの前に落ちた花粉の塊に覆い被さるハチがいる。しばらくそこから動こうとしない。脚から落ちたばかりの花粉はラグビーボールのような形をしているが、すでに形がだいぶ変わっている。どうも花粉を食べているらしい。
落ちた花粉を食べているらしい
これしか残っていなかった
しばらくして、ハチが立ち去ったあとに残された花粉はだいぶ量が減っている。
はたしてハチは花粉を回収するために食べたのか、あるいは、メッシュの前に落ちていたので、出入にじゃまなメッシュの同類として齧っているうちに呑み込んでしまったのか。
2017年4月19日水曜日
ハチは学習する
逃去防止器をはじめて試用したときの写真と、最近の逃去防止器の写真を並べてみた。
3月29日 試用時 開口を通過するときに落ちた花粉
3月29日 試用時の逃去防止器 巣門の下にも花粉が散乱
4月18日 昨日の逃去防止器 整然として花粉は落ちていない
比較してみると離着板の周囲の散らかり方の違いに気づく。はじめて逃去防止器を付けたときは、離着板や巣門の周囲に花粉が散乱している。いっぽう昨日の写真では離着板にひとかけらの花粉も落ちていない。別に掃除をしたからというわけではない。
最初に防止器を付けたときは巣箱に近寄れないくらいの大騒ぎが起きたが、慣れるにしたがって平静さを取り戻した。それと同時にハチたちは苦労してスクリーンの開口をくぐるときに、せっかく運んできた花粉を引っかけて落としてしまわないように通過するノウハウを身につけたのだ。
これは当方の勝手な思い込みではない。偶然だが、最近読んだ岩波新書の坂上昭一「ミツバチの世界」に同様の記述を見つけて嬉しかった。この本は1983年初版で中古でないと手に入らないが、血の通った記述に満ちていて一読に値する。
2017年4月18日火曜日
分封集合板
トリカルネット38mmメッシュの逃去防止器はオスバチが通れていることから女王もすり抜けるかもしれず、分封を事前に防げない可能性があることは覚悟した。
分封が発生して巣を出たハチたちは、あらかじめ探しておいた引っ越し先にすぐさま飛び去る訳ではない。いったん元の巣の近くでハチ球を作って新居候補に偵察バチを飛ばして吟味するのだ。トーマス・シーリーの名著「ミツバチの会議」はその間のハチの生態を克明に描写している。ハチたちは本命の引っ越し先が決まるまで数時間から数日、ハチ球の状態で同じ場所に止まっている。
そこで人間は悪知恵を働かせ、ハチ球の作りやすい場所を巣の近くに作っておく。これが分封集合板だ。分封集合板にもいろいろなノウハウがあって、日本各地にそれぞれ工夫を凝らしたものがある。
ここでは京都ニホンミツバチ週末養蜂会のサイトにあった分封集合板を参考に我流で作ってみた。
野地板を貼り合わせる 裏に金網を打ち付ける
ハチが捕まりやすいように金網を裏に打ち付ける。
少し焼き目を入れる
枝の角度に合わせて設置
とまってくれそうかな分封群?
ここに分封群が止まってくれれば、かねて用意の分封群捕獲ネットで収容しようという魂胆である。
ハチたちの涙ぐましい努力
人間の勝手で設置された逃去防止器によってハチたちは涙ぐましいまでの要らざる努力を強いられている。
2匹は仲間の死骸を引きづり、1匹は巣蓋をくわえ、なんとかネット越しに巣の外へ出したいと苦労をしている。持ち出せる開口を探してネットの前面を駆けずり回るのだがどこからも出せない。
何度も観察しているのだが死骸にしろ巣蓋にしろ出せたところを見たことがない。だが、しばらくしてまた見に来ると不思議にそれらがなくなっているのだ。
ハチのためにもハチ飼いのためにも早く取り除きたい逃去防止器ではある。
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