2017年5月23日火曜日

サツマイモの定植

ハチにかまけて野菜がほったらかしになっていた。まずはサツマイモから。

 
居間からの景色を賑わしてくれたナノハナだが

 
いまや花も終わって、こんな薮に化している

セイヨウミツバチの蜜源として蒔いたナノハナは無駄になってしまったが、居間からの景色は十分に賑わしてくれた。ここがサツマイモの定位置だから、まずはナノハナを整理しなければならない。

 
ナノハナを整理

 
畝を立てて

去年のあまりの不作にこりて、またしてもプリンキピアを裏切ってマルチングを復活。

 
マルチングをして

 
ビニールにスリットを入れ、ここに苗を植える

 

 
あとはスリットから水を差してお仕舞い

以前なら2日もあれば終わる作業。4日をかけてやっと終わった。

もうヘロヘロ。お疲れさん。

2017年5月19日金曜日

偵察バチ、去る

追記 2017/05/22
あとから思いついたのだが、あれほど偵察バチを集めたのに本隊はなぜ来なかったのか?
もしかしたら本隊は人が飼育している群であって、分封球を作ってわいわい策定を進めている過程で、この巣への移動がほとんど決まった時点で捕獲されてしまったのではないか。そうとでも考えないと、こちらの気持ちが収まらないのである。

早朝数匹の偵察バチが見えたが9時ころをピークに減り始め10時を過ぎるとハチの姿はまったくみえなくなった。2時を過ぎても変化はない。残念ながら「ミツバチの会議」はこの巣箱を選ばなかったようだ。

 
あーあっ、「ミツハチの会議」に却下された巣箱

2017年5月18日木曜日

偵察バチ来訪す

これまでのように毎日いくどとなく分封の気配を探り、定時に逃去防止器を着脱する必要もなくなった。いささか無聊を託つ気配なきにしもあらずのところ、本日、ルアーを吊しておいた待ち箱(ラングストロース式巣箱7枠)の巣門にハチの出入があった。



偵察バチに気づいたのは2時ころ。時間的に本隊が本日中に来ることはないだろうが日暮れまで途絶えることなく来訪は続いた。明日からせっせとチェックしなければならない。

もし本隊がこの巣箱を選んでくれれば、無聊どこへやらとなるのだが。

2017年5月17日水曜日

花粉の搬入が急増

昨日から花粉の搬入が急増した。帰巣するハチのすべてが花粉を帯びていることさえある。


2017/05/16

このコロニーの現状について考えてみた。

分封翌日の51日に女王が羽化したとしよう。5月7日くらいから交尾飛行(未確認)が数日あり、その後数日で産卵を開始したとする。交尾飛行と産卵開始までの期間がいずれも3日を要したとすれば5月13日には産卵が始まっている。働きバチの卵は3日で孵化するから5月16日には給餌が始まることになる。おっと、ピッタリ合うな。

一方、旧女王は430日に巣を出ている。離巣に先だって産卵は徐々に抑制されるが、ぎりぎり30日に産卵したとして、その卵が女王になるには約15日を要する。つまり5月15日には羽化する。昨日分封がなかったということは、もう分封は起こりえないことになる。

今後は逃去防止器を外すことにした。

 
もう逃去防止器は付けない

このコロニーでは分封は1回しか起きず、残念ながら分封群は捕獲できなかった。しかし、それによって女王の新旧交代は実現した。今後は新しい女王によって旺盛な活動を期待しよう。

そろそろ分封の季節も過ぎようとしているが、3台設置した待ち箱にもいまだ偵察バチの気配はない。ちょっと寂しい気分のこのごろである。

2017年5月14日日曜日

ハチの数が激減

昨日は終日雨でハチに動きはなかろうと、逃去防止器は付けたままにしてあった。

今朝、念のために巣内を撮影すると、なぜかハチの数が激減していた。昨日の風雨で分封はありえないが、相当数のハチがその風雨の最中に消えてしまったことになる。

 

2017年5月12日金曜日

ハチマイッター風2号

最初に作ったハチマイッター風逃去防止器は精度に問題ありだったので、再挑戦。

まず、穴開け位置の精度を上げるため鉄板で等間隔の穴を開けたテンプレートを作ることにした。さらに、ワイヤーの間隔を3.8mmから3.6mmに狭めた。吉田忠晴『ニホンミツバチの飼育法と生態』にあるSスクリーンがこのサイズを採用している。Sスクリーン自体はセイヨウミツバチによる盗蜂防止を目的とするものだが、当然、逃去防止にも流用できる。それに、狭めたほうが女王が逃げ出す確率は低く抑えられる。

ワイヤーが径2mmだから両端が4.6mm、その他が5.6mm間隔となる。


鉄板で作ったテンプレート

つぎに開けた穴の精度を上げるために板の厚みを12mmから21mmに変えた。板が薄いとワイヤーを通したときに穴が広がって遊びができてしまうからだ。

 
ハチマイッター風2号 3.6mm間隔

その結果が、次の写真。

 
3.6mm間隔 これでもすり抜けるオスはいる

ワイヤーの内側から黒い目玉をギョロつかせてい必死にくぐろうとしているのはオスだが、よくみると外側にもオスがいる。工作精度の問題もあるが、3.6mmでも抜け出るものは抜け出てしまうようだ。

2017年5月9日火曜日

待ち箱の移動とオオスズメバチ・トラップ

場所もないからと待ち箱を、現にハチの住んでいる巣箱のすぐ近くに設置してほぼひと月がたった。訪れる偵察バチの姿を見掛けない。気になって調べると、待ち箱は最低で既存の巣箱からも10mは離さないとダメだという。

そう言われてみれば、いまの巣から分封するときにも偵察バチは出たはずだが、もし近くでも引っ越すなら当然、すぐ脇にある待ち箱の付近をうろついたはずだ。

そこで、待ち箱を少しでも離そうと移動を試みた。

 
3台は西側へ ルアーあり             1台は東側へ ルアーなし

引っ越し作業が一段落して、そろそろ逃去防止器を外す時間になったので巣箱を見に行くと、早くも巨大なオオスズメバチの女王が巣門を狙って徘徊していた。武器があれば叩き落とすところだが、素手ではいかんともしがたい。

そろそろトラップをと思ってはいたが、現実に先行されてしまった。近くのドラッグストアへブドウ液を買いに走った。

 
ブドウ液+赤ワイン+酢の溶液            罠の入口

 
オオスズメバチ・トラップ

分封か交尾飛行かとやきもきしている巣箱に動きはないのに、なんだか忙しない日だった。

2017年5月7日日曜日

昨日の騒ぎは何だったのか

昨日、溢れかえらんばかりに逃去防止器を満たしていたハチの動きが、今日はぴたっと収まってしまった。次の写真は2時過ぎの巣箱だが、まるで動きがない。

 
今日の2時過ぎの巣箱

昨日の同じ時間帯は、こんなんだったのだ。

 
昨日の同じころ 中央部にハチの鎖ができていた

またも逃げられたかと不安がよぎったが、夜になってから巣内を撮影した写真を見てほっとした。

 
ハチは気持ち増えたか

交尾飛行は未確認だし分封の可能性もまだ捨てきれない。ただ見守るのみ。

2017年5月6日土曜日

2次分封は起きなかった

今日の昼前後の巣門の騒ぎはこれまで見たことがないほどだった。


昼時の騒ぎ

しかし、分封が起きているにしては蜂球というほどの大きさにはなっていない。そのうち3時を回ったので逃去防止器は開放した。

 
塊ができているが蜂球というほどではない       開放後

開放後、女王が交尾飛行を行ったかどうかは分からない。また暗くなってから写真で確認したハチの数からして分封もしていない。

 
ハチは減っていない

さて明日はどうなることか。

2017年5月5日金曜日

ハチの数が増加 ーー 2次分封 or 交尾飛行

ほぼ毎晩、ハチの巣内を撮影している。

巣内の写真を並べて見ると4月29日に最初の分封があって以来、減少傾向だったハチの個体数が5月3日あたりから増加に転じているようだ。

 
4月29日                     4月30日

 
5月2日                      5月3日

 
5月4日                      5月5日

旧女王が産み付けた卵により分封後も20日は羽化が続く可能性がある。現に数は多くないがいまも花粉を運び込むハチがいる。

現在の新女王が取る選択肢は2つある。

1つは、旧女王の2女の蛹がすでに育っている場合で、現新女王が1次分封の数日後(2女の羽化の前日)に未交尾のまま2次分封することだ。だが、いまのところ分封は起きていない。

2つは、新女王がそのままこの巣の主となる場合で、羽化後6日で交尾飛行に飛び立つ。第1分封の翌日(30日)に羽化したとすると、明日、新女王の交尾飛行が起きるはずである。

ハチの数が急に増えだしたことは2次分封の予兆にも思えるし、分封後の日数からいって新女王の交尾飛行が起きる可能性も十分ある。

さて、どうなる???

2017年5月4日木曜日

ハチマイッター風を断念

昨夜取り付けたハチマイッター風逃去防止装置を、1日観察してみたが、どうやら防止効果はトリカルネットに軍配が上がった。

 
2時半ころの様子

これだけ大きめのオスバチが外に出ていることはトリカルネットではなかった。トリカルネットの開口3.8mmは正確でなくてもmax4mmくらいは達成しているのかもしれない。

残念だが、暗くなってからもとの逃去防止器に戻した。もう少し木工の精度を上げて再挑戦することにしよう。

ハチさんお騒がせ。

2017年5月3日水曜日

ハチマイッター風逃去防止器

3.8mmのトリカルネットの精度がそれほど高くないので、女王バチがすり抜けていた可能性がある。そこでハチマイッター風のワイヤーフレームで3.8mm間隔の逃去防止器を作成した。フレームに利用したのは自転車の車輪のスポーク。


スポーク(直径2mm)を利用

まったくの手作業0.1mmの精度など出しようもないので、新兵器ドリルスタンドを導入した。ドリルスタンドに適合する家庭用電動ドリルは多くないので注意を要する。ドリルの本体とチャックの間に十分な幅の円筒部がないものは取り付けられない。かく言う当方、失敗して1台電動ドリルを買い足した。もっとも、ドライバー用途とドリル用途とで交互に刃先を差し替えて使う作業が多いのでいずれもう1台とは思っていたのだが(←ほんの言い訳)。

ドリルスタンドと新しい電動ドリル

ドリルスタンドを援用しても当方の技では3.8mm間隔は難しい。

ハチマイッター風逃去防止装置

作成後、老眼鏡の度を上げて副尺をにらみつけ3.8mmにセット。内側測定アゴでフレームの間隔を調べてみた。やんぬるかなトリカルネットと大差ない精度であった。それでもなんとかペンチなどを使って補正してみたのだが…………結局のところもうすこし当方が腕を上げないと、やっぱり女王さまお出ましの不安を拭いきれない。

ハチマイッター風を設置

明日の朝はまたハチたちを驚かせてしまうが、許せ!

巣枠の寸法(ニホンミツバチ)

現在、ニホンミツバチの巣箱は、自流Warre式の上桟による巣枠式を採用している。といっても巣枠を取りだして内検することは一切していないので実態は重箱式と変わりはない。しかし、いずれは巣内を観察して巣房の様子や女王バチの状態をこの目で見たいと思っている。

自作する場合、巣枠の寸法をどう決めたらよいか。セイヨウミツバチについてはすでに自分なりの結論は出した。Warreの場合、巣枠=上桟なのだが、和バチでは巣の強度を考えて側面のガイドとなる縦棒を追加して半枠にしている。

洋バチの巣枠寸法を決めたとき、和バチについては、洋バチで作った幅24mmの上桟を流用してスペーサーを2mm狭い6mmとすることでしのいでいた。下記写真で、スペーサーには同厚のベニア片または丸頭の真鍮釘を使っている。

 
半枠(上桟の下面にはスターターとして数mmのベニヤを埋め込んである)

のちに日本在来種みつばちの会の藤原氏の話しで、和バチの場合、自然巣の巣板の間隔は28~32mmになることを知った。洋バチの場合と同様の考え方を、体格の小さい和バチに適応してみた結果、下記の寸法が導かれた。なお、巣箱の幅との調整は隔離板を使う。

  巣板間隔28mm、上桟の幅22mm、スペーサー6mm

これまで上桟のサイズと配置は2度変わっているが、3度目の正直で、今後はこれをしばらく使ってみる。

巣板間隔28mm、上桟の幅22mm、スペーサー6mm

 
スターターに和バチの蜜蝋を塗布

 
待ち箱にセット 右端は隔離板

もし分封群がこの待ち箱に入ってくれればそのまま巣箱となる。現在の群が入居してくれたのは去年の5月下旬だった。

2017年5月1日月曜日

給餌を受けるオスバチ

すっかり静かになってしまったニホンミツバチの巣箱だが、のんびり眺めていると面白いこともある。


オスバチが働きバチから給餌を受けている現場を目撃した。ふだんは巣の中で行われているのだろうが、このときは直前まで逃去防止器が付けてあって、中に入れないオスバチが働きバチに餌をねだっていた。逃去防止器を外したあとも、このように給餌がつづいたのである。

なさけないがオスは自分で採餌することもできないし、巣房から直接蜜を吸うこともできない。働きバチにおねだりするしか能がないのだ。