現在、ニホンミツバチの巣箱は、自流Warre式の上桟による巣枠式を採用している。といっても巣枠を取りだして内検することは一切していないので実態は重箱式と変わりはない。しかし、いずれは巣内を観察して巣房の様子や女王バチの状態をこの目で見たいと思っている。
洋バチの巣枠寸法を決めたとき、和バチについては、洋バチで作った幅24mmの上桟を流用してスペーサーを2mm狭い6mmとすることでしのいでいた。下記写真で、スペーサーには同厚のベニア片または丸頭の真鍮釘を使っている。
半枠(上桟の下面にはスターターとして数mmのベニヤを埋め込んである)
のちに日本在来種みつばちの会の藤原氏の話しで、和バチの場合、自然巣の巣板の間隔は28~32mmになることを知った。洋バチの場合と同様の考え方を、体格の小さい和バチに適応してみた結果、下記の寸法が導かれた。なお、巣箱の幅との調整は隔離板を使う。
巣板間隔28mm、上桟の幅22mm、スペーサー6mm
これまで上桟のサイズと配置は2度変わっているが、3度目の正直で、今後はこれをしばらく使ってみる。
巣板間隔28mm、上桟の幅22mm、スペーサー6mm
スターターに和バチの蜜蝋を塗布
待ち箱にセット 右端は隔離板
もし分封群がこの待ち箱に入ってくれればそのまま巣箱となる。現在の群が入居してくれたのは去年の5月下旬だった。
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