2016年4月17日日曜日

オオスズメバチ 初見

追記:2016/05/31
どうやら、これは女王ではなかったようだ。

今シーズンのオオスズメバチの初見は、なんと自分の部屋でだった。

昨日から何か室内で羽音のようなものがしていた。今日の午後、PCのディスプレイに向かっている視界の片隅を黒い飛翔物がよぎった。見わたすと天井付近を大きなハチが飛んでいる。大きさからするとオオスズメバチに違いない。

あわてて台所に置いてある殺虫剤を取ってきて噴霧した。

しばらく飛んでいたが、やがてディスプレイの裏に落ち、しばらくもがいた後に動かなくなった。

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オオスズメバチの女王

女王が1匹で越冬し、4~5月から活動をはじめるオオスズメバチの生態からして、これは女王と思われる。オオスズメバチは養蜂家にとっては大敵で、この時期に女王1匹を退治することは、盛夏の巣ひとつを退治することに等しいといわれる。じっさい、いまごろ女王を多く捕殺しておくと、そのシーズンはオオスズメバチの数が少なくなるとも聞く。

また、環境保護派からはあまりに女王を目の敵にすることは自然破壊に繋がるとの反論もある。

オオスズメバチの捕殺をあれこれ工夫しておきながら言うのもなんだが、一冬をじっと過ごして春の世界に飛び出した女王を、こうして殺してしまうのは、あまり気分のよいものではない。

それにしても、このオオスズメバチはどうやってわたしの部屋に入り込んだのか???

キエビネ

霜囲いの下でひっそりしていたキエビネが気温の上昇とともに元気に花茎を伸ばしはじめた。

毎年、株が増えているのは、この環境がお気に入りなのだろうか。

最初に見つけた1株が、脇へ脇へと子株を増やして、いまは4株になった。

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4月14日

以下は、16日の写真

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16日には蕾が黄色くなってきた

最初の株とは別に、近くのヒメヒオウギズイセンの草むらから救助した2株も最初は葉を伸ばすだけだったが、いまは大きくなって花も咲かせるようになった。。

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こちらからも株が増えるか?


2016年4月14日木曜日

ヤマザクラ満開動画中継

去年、引き起こしたヤマザクラが、今日、満開のようだ。

YouTubeの圧縮機能のせいか、風に揺られる花の動きが早いと画像が流れてしまうところが惜しいが。



2016年4月13日水曜日

引き起こしヤマザクラ

近所のソメイヨシノはまだ落花が始まっていないが、我が家?の引き起こし桜は9分咲きといったところか。

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早朝

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以下、夕方

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電子ズームでもきれいに撮れる

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夕映えの引き起こし桜


2016年4月12日火曜日

ハチの検査

先週予告があり、今日は県の家畜保健所の検査があった。

養蜂家が自分の巣箱を内検するのと同じことだが、最大の目的は疫病、なかでもアメリカ腐蛆病の検出だ。伝染性のハチの病気で、同じ群内だけでなく、ハチの行動範囲にある他の群へ感染する。検出されると巣箱ごとハチを焼却処分しなければならない怖い病気。

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検査

さいわい、異常はなかった。

検査代金70円なり。3人でやってきて(写真に写っていないもう1人はハチには関与せず、料金徴収係)たったそれだけと、一瞬思うが、これが大規模な養蜂家なら何百群と調べることになり、それなりの経費になるわけだ。

2016年4月10日日曜日

ヤマザクラ開花

今年はソメイヨシノとヤマザクラがほぼ同時期に満開を迎えている。といっても、ヤマザクラのほうが個体に多様性があるので、咲く時期は長きにわたる。

昨日は、旧友らが来鹿して城址公園でソメイヨシノ満開の花見の会を持つことができた。帰宅が夜になったので、去年引き起こしたヤマザクラの様子を見なかったが、今朝見るとすでに開花していた。奥の薮にもう一本ヤマザクラがあって、そちらはすでに満開だ。

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引き起こしたヤマザクラ 右奥のヤマザクラははや満開この辺が咲いている

花は、引き起こしたほうは葉も花も紅色が濃くて、奥の白っぽい桜よりぐんと見栄えがしていた。

去年は重機で押し倒されて、それにもめげずに多数開花し、それを花の終わったあとで、人力で引き起こすという荒療治をした。去年ほど多くの花は期待できそうにないが、ともかく咲いてくれて嬉しい。

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開花 携帯の写真では分からないがデジカメでズームするとはっきり!

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奥のヤマザクラは満開

曇天で色が冴えないが、もう少し咲いたころに青空の見える日を期待しよう。

2016年4月4日月曜日

新しい巣門の様子

朝方、台風のような激しい降雨に見舞われ、どうなることかとおもった。昼には雨も止み、気温もぐんと上がって、居間からの遠目にも巣箱の前でハチたちの乱舞がはじまった。



No title

Warreへの移行過程に入った巣箱の様子が気になるが、朝から雨だ。

さほどの降りではないので、巣箱の様子を見に行った。

雨だというのに帰巣するハチが数匹いたが、すんなり新巣門へ入るハチはいない。旧巣門に近づいて入れないとわかると、しばらく巣の前を彷徨うように飛んだのち、やっと新しい離着板に降りて中へ入っていく。

背面から巣底を引き抜くと、ネットの上に廃蜂が30匹弱。この数は最近の外検の結果と同程度。巣底を裏返してはたけば掃除終了。

脇のカメラ口からカメラを差し込んで巣内を撮影した。

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はじめての巣内撮影 Warreの上桟を通して旧巣枠の様子が見える ハチの密度はまあまあ

すでに数匹、上桟に取り付いて仕事を始めたかと期待させるハチがいる。数日後には新しい巣が作られているだろう。

2016年4月3日日曜日

Warreへの移行

 待ち箱の設置のあと、Warreへの移行も実行ることにした。

粉糖処置のあと、なんだかハチが落ち着かない。巣門にたむろして何かヒソヒソ話し合ってるようだ。まさか、分封の打ち合わせではあるまいか。そうならWarreへの移行を済ませたほうがハチたちの分封熱を冷ますことがきる。


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ハチたちはなにやらヒソヒソ

蜜蝋を溶かして、上桟に塗る。上桟を2枚、L字型に合わせ、一方を他方の中央に立てる。そのL字の溝に蜜蝋を流して固まらせると、ハチたちが巣作りするベースができる。我が家で採ったムダ巣と今日届いた蜜蝋が混ざっているので見かけが悪いが。

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燻製の発煙室で蜜蝋を溶かす上桟に盛る

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蜜蝋を盛った上桟をセット左 Warre ← 右 ラ式

現在ハチたちの住まいするラ式巣箱を前に移動し、空いた位置にWarreを置く。

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元の巣箱の位置に台座を置く台座にWarreを乗せる

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ラ式の巣底を外し……………………ラ式をWarreの上に載せる

横方向は板の厚みでラ式の底をふさぐが、縦方向はラ式のほうが前後に少し出る。その空いた部分を板で塞ぐ。下からネジ止めすることになるので、これには苦労した。電動ドリルは使いたくなかったので普通のドライバでやったが、巣箱の木材がもろくなっていて参った。さんざんハチたちに煙を浴びせ、こちらもむせながら、なんとか底を閉める。

外した巣底をしらべてみたがダニはほとんど見えなかった。粉糖処置が効いたのだろう。

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元の巣門は閉じた新しい巣門

これで明日、無事に下の新しい巣門からハチたちが飛び立ってくれることを願う。

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ラ式からWarreへ巣の成長とともに移行が進むだろう

ニホンミツバチの待ち箱の設置と、セイヨウミツバチのラ式からWarreへの移行が、今日いちにちで、いっぺんにすんでしまった。たまたま、注文していた誘引剤と蜜蝋が作業中に届いたせいもあるが、ちょっとあっけなかった。

ニホンミツバチの待ち箱設置

ニホンミツバチの分封群を捕獲すべく、待ち箱を3台設置した。標準のラングストロース式巣箱を流用したもの、Warre風に上桟を使ったもの、それに、昨年失敗した藤原式の3種類だ。

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3種類の待ち箱を設置中

薮を切り開いた場所だから、水平を取るのに時間がかかった。そうこうするうちに、昨日、藤原養蜂場へ注文した誘引剤(人工キンリョウヘン)と洋バチの蜜蝋(これはセイヨウミツバチのWarreへの移行に使う)が届いた。今日は待ち箱の設置だけ先行するつもりだったが、誘引剤も届いたのでいっぺんにすんでしまった。

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ラングストロース式巣箱を流用 巣門の上のネットに誘引剤が入っている

待ち箱の巣門の上には9mmの丸穴を開けてある。いわゆる「寄せ穴」だ。養蜂の世界では、もっともらしい諸説が入り乱れているが、詳しく調べてみるとあまり根拠のないものが多い。寄せ穴の効果についても、いろいろ言われているようだが、まともな資料があったのですべてに開けることにした。

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Warreもどきの待ち箱

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藤原式の待ち箱

都合のよいことに、すぐそばにヤマザクラの木があって、それが開花しはじめたところだ。たくさんハチが来てくれるといいな。

じつはまだ巣箱の部材は残っているので、もうすこし増設することができる。もっとも誘引剤は2,500円もするので、それまでは手が回りそうにないが。

 

オキナグサとヒメオドリコソウ

オキナグサはいまが盛り。昨夜雨で、今朝は曇っている。あまり暗くなるとオキナグサは花弁を閉じてしまう。

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ヒメオドリコソウ、よくみるとなにやら愛嬌がある。

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おまけに、近所の空き地。ナノハナ、ショカッサイ、ダイコン

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