2016年5月31日火曜日

これがオオスズメバチの女王

4月17日に「オオスズメバチ 初見」の記事で女王バチではないかと書いたが、どうやら間違っていたようだ。

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初見のオオスズメバチ 色は浅く若々しい

スズメバチトラップを設置して半月ほどたつが、これまでにスズメバチが2匹捕獲できた。初見で見たスズメバチは小柄で怖さは感じなかったが、トラップにかかったそれは見るからにどう猛で大きかった。2匹目を見たとき、初見のススメバチは越冬した女王ではないと感じた。今年のスズメバチがもう生まれていたのかどうか、生態をよく知らないのでわからない。しかし、どうみても同じハチとは思えない。

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最初にトラップに落ちた女王

最初の女王はトラップのなかで3日ほど動いていたが、やがて液中に没した。取り出してみたのが、次の写真。上の写真に見る触角はすでに落脱している。

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色が濃く毛深い 
今日、セイヨウミツバチの巣箱を見に行ったとき、近くでガサゴソと音がした。2匹目のさらに大きな女王がトラップに落ちていた。


この猛々しさ


2016年5月30日月曜日

エノキの伐採

��月はなにかと話題が多い。

芋畑の開墾とならんで、じつはもうひとつ大きな作業があった。それは、高木の伐採だった。

ヤブのなかから、いつのまにか高く育っていたエノキとヌルデが大きな木陰を作り、開墾した畑はその日陰になっていた。

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開墾した畑はエノキの木陰

もう野菜の苗は植えてあるが、これでは順調な発育は望めない。

これだけ大きく育った木を伐るのは忍びないが、やむをえない。

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ヤブから姿を表したエノキ             こちらはヌルデ

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ヌルデ伐採                    エノキの幹を順次伐採

倒れた幹が畑を直撃しないように倒す向きを案配する。

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植え付けた苗を潰さないように倒す向きが問題

チェーンソーなどという怖いものはないから、ノコギリ一本で伐る。

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倒れる向きをコントロールするため、ザイルで幹を結ぶことも。

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畑に落ちないようにザイルで結んでから伐る     かろうじてザイルで吊られている

そして最後に残った幹も。

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エノキとヌルデの犠牲のもとに、開墾した畑に午前中から日が差すようになった。

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エノキとヌルデの切り株 ヤブももうすこし払いたくなった



2016年5月29日日曜日

ニホンミツバチの巣箱交換(ラ式からWarreへ)

��月20日、空のラ式巣箱にニホンミツバチが入った。そっと蓋を開けて様子を見ると、着々と巣が成長している。空のラ式巣箱だから、蓋に直接巣が掛けられている。

本当は、3種類の待ち箱のうちWarre式の巣箱へ入ってくれればベストだったのだが、セイヨウミツバチとはいえすでにハチの住んだ痕跡がある巣箱のほうがニホンミツバチにも好ましかったようだ。



このまま蓋から垂れ下がった巣が成長すると、掃除、ダニ対策、蜜の収穫などの作業が難しくなる。ラ式巣箱のニホンミツバチをWarre式巣箱へ移すことにした。

作業手順は、何度かシミュレーションを繰り返して、次のように決めた。

  1. ラ式の底板を外せるようにしておく。
  2. ラ式巣箱を反転させて底板を外し、仮蓋をする。
  3. 仮蓋には開口部を設けておき、そこにwarreを載せて、ハチを移動させる。
    (ハチは巣箱内を上へ移動する習性がある。さらに、下の箱をトントン叩き続けると、その動きが促進される)
  4. ラ式の巣蓋にすでにできている巣は上桟(トップバー)に固定してwarreへ移す。
  5. 最後に、逃去防止のためwarreの巣門は女王が出られない幅に狭めておく。

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仮蓋 Warreを載せる開口部を作る         Warreの上桟に竹串を固定しておく

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黄色い台の上は現在ニホンミツバチが居るラ式巣箱 手前の重箱はWarre

作業開始前にニホンミツバチの巣の現状を覗いてみた。巣に入って10日たらずでこれほどまで成長するのだ。正面から蓋を開けたので巣の一部を壊してしまった。

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蓋を開けるとき巣の端が巣箱にぶつかって壊れた 巣板は6枚あった

ラ式の底板がすぐ外れるように釘抜きであらかじめ巣箱と底板の間をこじ開けた。しかし、一カ所だけどうしても抜けない釘がある。それを無理矢理こじ開けたとたん底板が割れ、巣箱は反転して台からころげ落ち、蓋が外れてしまった。

写真ではわからないが、ハチたちがウォンウォンと飛び回り、地上のハチは巣箱と蓋の周囲に群がった。ハチもひともパニック状態。こうなってはもう蓋の上に巣箱を戻すことはできない。もどせばこのハチたちを潰してしまう。

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蓋にハチが群がりハチの羽音で騒然となった フライ返しは巣板を外すため

事前にシミュレーションした作業手順は、これですべて無になった。あとは、アドリブでやるしかない。

とりあえず、もとの巣の位置にWarre式巣箱を置いて、ラ式の巣箱に残っているハチたちをそのなかに振るい落とす。

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元の巣の位置にWarreを置く

位置を憶えている一部のハチたちは自発的に巣門から中へ入っている(すでに中に女王が居るのかもしれない)。巣門には馴染みやすいようにニホンミツバチの蜜蝋を塗ってある。

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元の巣にもハチが群がる

いったん飛散したハチはころがっている元の巣箱や蓋に集まりハチ団子を作る。他の作業をしながら、ハチ団子を新巣に振り落とす作業を数回繰り返した。

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蓋から巣板を外す 上部が蜜房と花粉房、そのしたに幼虫や有蓋巣房がある

蓋から巣板を外し上桟の竹串に刺す。巣板は手で持つだけでも崩れてゆく。それをWarreにセットしたのだが、ダメ。薄くてもろくい巣は竹串から滑り落ちてしまう。これには、巣箱をひっくり返した以上にあせった。巣板を戻さないと、ハチたちもこの巣箱に残ってくれないかもしれない。

そこで、下段の箱にも上桟をはめて滑り止めにした。さらに巣板を軽くするため上部の蜜や花粉の部分をカットし蜂児のいる部分だけを串刺しにした。もとの巣板の長さはWarreの1段より長く成長していおり、いずれにしてもカットする必要があった。

このあたりになると、手袋は蜂蜜でべたべたで、カメラの操作はままならない。というより、作業に必死で撮影どころではなかった。

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これは残りの部分 巣の蜂児が居る部分は上桟の竹串に刺してWarreへ移した 

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巣板を串刺しにしてWarreへ            巣板は6枚 上桟も6本

これでなんとか6枚あった巣板を、部分的ではあるがWarreへ移すことができた。偶然だが、Warreの上桟も6本である。

はじめWarreは3段のつもりだったが、ハチの数が多いので4段にした。巣の周囲を歩き回っているハチたちのために、仮蓋を斜路にして立て掛けた。入るのをためらっていたハチたちも、やがて巣に入っていった。

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これは自分たちの巣か?              やがてみんな入っていった



最後に、逃去防止のため巣門の高さを狭める予定だったが、ヤメた。(体格の大きい女王が出られないようにしておけば逃去は起きない

ここまでハチたちを騒がせてしまって、さらにストレスの掛かる巣門の操作をしたくなかった。もし別の場所へ行きたければ、行けばよかろう。さんざん迷惑をかけた、せめてもの償いである。


2016年5月26日木曜日

アリ対策

ミツバチの場合、いちど弱体化した群には、あらゆる外敵がつけこんでくる。

わがハチたちの巣箱はいまや大小数種類のアリたちが我が物顔で横行している。

強群なら、こうした外来者を排除する元気があるはずだが、なんとかしてやらねば。

検索してみたが、水攻め?がいちばん自然な方法に思える。大きな容器にコンクリートのブロックを置き、そこに巣箱を置いて水を張るというものや、巣の台に脚を付けて、その脚を缶詰の缶に入れ水を張るというものもあった。

結局、身の回りにころがっているものを利用して、こうなった。

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植木鉢を逆さにして受け皿に置いたものを脚に    4脚の上に巣箱を載せる

巣箱の下にこの脚を入れるといっても、独りで巣箱全体を持ち上げながらやるのは無理。

ここは巣箱リフトの出番だ。

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ひさしぶりに取り出すとザイルがこんがらがって、まずその整理から。

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箱は台座から上がったが脚が入らない        いったん下ろして吊り紐を調整

最初は3点で引いている吊り紐が長すぎ(あるいは引きしろが短すぎ)て十分持ちあがらなかった。いったん下ろして吊り紐を調整。

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吊り紐を調整して、なんとか十分な高さまで引き揚げる 片手でやすやす引ける

Warreの上にラ式が載るという状況のリフトは想定外。しかも上のラ式が前に重心があるので前のめりに持ち揚がってしまった。吊り紐の長さの調整もまずい。巣内のハチたちはさぞ驚いたろう。

吊り紐の長さ調整をどうするか要検討。ザイルはもう少し細くて短い紐でよさそうだし、引き代を考えると脚立ではタッパが足りない。巣箱リフト、おおいに役立ったが改善の余地あり。

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はーい、なんとか巣箱を定位置へ

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後は高くして、水準器で微調整           最後に水を張る

現在、巣箱に取り付いているアリたちはもう巣に戻れない。南無南無。 

というわけで、弱群のアリ対策、完了。


タマネギは雑草に負けた

雑草はなるべく間引きせずに、雑草とタマネギを競わせてみたが、失敗だった。

結局、今年はペコロスのようなタマネギしか採れなかった。

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倒伏する前に枯れだしたタマネギ          ひょいひょいと引き抜く

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今年の収穫                    葉を切るとこれちんべえ

エダマメの苗がここ数日で急に成長しだしたので、タマネギのあとに枝豆を定植した。

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このマメ、タネの袋に「ビールにぴったり おつまみ枝豆」と書いてある。

無農薬、無肥料、おまけにタマネギのあとにそのまま定植したから無耕起。はたして、育つか。


2016年5月25日水曜日

ニホンミツバチすごい!

そっとしておくのが良いのはわかっているが、つい覗いてみてしまった。



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5日でこんなに造れるんだ




さっぱり巣作りをしないわがやのセイヨウミツバチに比べて、すごいねこのニホンミツバチのパワー。

2016年5月24日火曜日

芋の畝を追加

あまったサツマイモの苗を捨てるに忍びないので、去年までの芋畑を利用して、畝を増やすことにした。



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東から 追加の畝西から たっぷり散水