2017年10月26日木曜日

落花生とサツマイモ

台風一過とはいかなかったが、ようやくすっきりと秋晴れ。

今日は落花生とサツマイモを収穫した。

落花生は去年ご近所から掘り立ての豆を頂戴したときに、少し残しておいて春に蒔いたのだ。


落花生 雑草と区別がつかない

収穫はこれちんべえ


これでも蒔いた豆の5~6倍は採れたか

さっそくあとで茹でてみた。しかし、いくら茹でるとはいえ、あまり新鮮すぎるより10日ほど干してからのほうが旨味も甘みもしっかり出るようだ。それはサツマイモの場合もおなじだ。

サツマイモは、昨年は悲惨な出来だったので今年もあまり期待はしなかった。ところがところが、最初の株から大きな芋がザクザクと掘れたのだ。

昨年のあまりの不作に懲りて、今年はマルチングをして、自分で作った環境浄化微生物資材AI-2を数回、マルチングの穴から株の根元に散布した。その成果がてきめんに現れたのか。


大きなサツマイモがザック、ザック

  

 


ちょっと大きすぎるくらい


一畝の収穫

今日は一畝収穫しただけだが、去年の量の数倍は採れたし、いままでのなかでも最高の収穫量になりそうだ。こちらはもちろん数日寝かせることにするが、干し芋でも作らないと消費が間に合わないかな、ははは。

2017年10月21日土曜日

追っかけ給餌

今朝巣箱を覗いてみると、案の定、砂糖水は空っぽだった。明日は、さらに天気が悪化する。給餌をせずばなるまい。


皿は空っぽ 

 
さいわい溺死者は1匹もいない

 
またたっぷりと砂糖液を満たしておく

台風が過ぎ去るまでしばしの我慢だ。

2017年10月20日金曜日

給餌

セイヨウミツバチと違ってニホンミツバチの場合は、なるべく余計な世話は焼きたくない。しかし、こう天候不順がつづくと、そうも言っていられない。

給餌することにした。お湯1lに砂糖を1キロ溶かすと約1.5lの砂糖水ができる。それを半分ずつ給餌した。植物の鉢の受け皿にプラのフロートを浮かべ、皿の壁とフロートの隙間に割り箸を置く。皿やフロートの汚れは、ハチのスリップ防止のために蜜蝋を塗ってあるからだ。

 



1群は巣門が外れるので前から


2群は背面に引出があるので後から

たぶん、明日には空になっている。もう一度給餌することになろう。

2017年10月18日水曜日

朝の巣箱

ひさびさの快晴で気持ちがいい。朝、巣箱を見に行くとニホンミツハチたちが元気に出入りしていた。


2群

せわしげに防御ネットを歩き回るもの、矢のように花を目指して飛び立つもの、脚に黄色い花粉の団子を付けて帰着するもの。しばし見とれる。


1群


2群

ふと気づくと、やや小型のオオスズメバチが巣箱背後のコナラの幹にとまっている。


オオスズメバチはしばらく幹の表を歩き回っていたが、やがて飛び立ってぼくの顔をかすめて旋回し巣箱へ向かった。ハチは巣門へは行かず、仲間がすでに犠牲となっている、巣箱の屋根に置いた粘着トラップへ向かう。

降り立てばすぐに脚が粘り着くのに、それでもすでに息絶えている仲間の骸へ近づこうとする。これが共食いのためなのか、仲間のフェロモンに引き寄せられているのか分からない。

脚にからみつく粘着剤を嫌っていったんトラップから離れようよするが、まるで吸引磁場があるかのように縁のところでUターンして仲間のそばへ戻ろうとする。何度かこれを繰り返すうちに6つの脚のすべてに粘着剤がへばり付く。ハチがもがけばもがくほど化学物質が粘菌のようにハチの肢体を絡め取る。このハチの運命は決まった。

  

2017年10月7日土曜日

ニホンミツバチの採蜜

前の記事に書いたように、所属プロジェクトから預かった2箱のニホンミツバチのうち「2群」と名付けた群に継箱をした。この群は強壮で充実していることが確認できたので、最上段を採蜜することに決まった。

PJの有志メンバーが集まって採蜜の作業をする。蜂場で最上段の巣箱を切り離し、作業場所へ運んで巣箱から巣を切りだす。

ハチの巣は中蓋に直接貼り付いているので、まずステンレスワイヤーでこれを切り離す。

 
屋根を外し                     中蓋をワイヤーで切り離す

次に最上段と2段目の切断。ハチの巣板は最上段から下方へ連続して成長しているから、最上段と2段目の間も同様にワイヤーで巣板を切断する必要がある。

 

最上段はびっしり蜜が詰まっていると思っていたが、やや期待外れ。巣の移動による負担と、新しい蜂場で蜜源がまだ確定していないためだろう。


最上段 やや蜜が少ない           

しかし、2段目の切り口を見ると充実していたのでホッとする。最上段の下部はこれと同様なわけだ。


2段目 びっしり蜜が詰まっている この蜜はハチたちが冬を凌ぐ糧となる

 
巣箱から巣を切りだす                 裏側にはびっしり

切りだした巣板はラップに包む。


 切り出し作業、着々と

巣板の切れ端は、垂れ蜜を採取する。フィルターで受けて下の容器に垂れる蜜を貯める。


ラップした巣板は、通常は長い時間を掛けて垂れ蜜として採集し、場合によって、さらに圧搾して蜜を搾る。今回は、巣蜜のまま小分けしてメンバーに配分することになった。


切り出し完了 まだハチが残っていた はやく巣へお帰り

この巣箱はすぐに元の巣へ戻してやる。現在、巣箱は5段構成で、最下段は観察や掃除のために引出付きの段になっている。戻すのはその引出段の上だ。これによって、最上段から4段目へと巣箱のローテーションが行われる。巣箱のなかに残った蜜蝋や蜜はハチたちが掃除をしてくれる。