家畜保健所の検査でも異常はなかったのだが、たぶんバロア(ヘギイタダニ)のコントロールに失敗したようだ。ハチが建勢するより前にダニも急速に数を増やす。それに先だって叩いておかないと、ハチの増分をダニのそれが上回って、群の衰退を招く。12月~1月の3回のシュウ酸滴下やWarreへの移行に先だつ粉糖処置も有効ではなかったのか。
しかたなく、連休で留守にする直前にアピバールという緩効性の薬品を巣箱に設置した(薬を浸透させたストラップを巣内に吊す)。殺ダニ剤のなかでは、即効性はないが比較的安全性が高いとされ、成分は最終的に加水分解するという薬品だ。ただし、ダニもこの薬品に対する耐性を獲得するので、購入した群の場合、ダニがどの程度耐性を持っているかは知るよしもない。
で、帰宅後、巣底を引き出してみた写真がこれだ。
10日後 巣底に落下したバロア 鉛筆の線はカウントしやすいように幅を限っている |
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日数が空いたこともあるが夥しい数だ。
うううううう |
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通常はカウンターを握って、落ちたバロア(生きているものも少なくない)の数を数えるのだが、諦めた。
これではラングストロースからWarreへの移行など起こりようがない。内検しても5枚の巣枠が埋まっていない。
このままゆくと蜂蜜の収穫はおろか、はたしてこの群が夏を越えて今年の冬を越えられるかあやうくなってきた。
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