2017年4月14日金曜日

逃去防止器を設置

4月10日に巣底のネットに多数のオスバチの蓋を発見し、12日にはじめてオスらしいハチの出入を見かけたと思ったら、今日はその数がおおはばに増えた。

 
左上に飛ぶオスバチ、巣門の上にもオスが2匹

巣の中もだいぶ賑わっている。

 
賑わう巣内

ハチの動きに気を取られていると、どこからともなく焦げ臭い臭いがする。不審に思って身の回りを確かめると、セーターの袖から煙が立ち上がっている。手でそのあたりを擦るとぽっかり穴が空いた。跳ね上げていた老眼の焦点がちょうどセーターの袖の辺りだったらしい。じっと動きを止めて観察しているから同じ場所に太陽光が集中したのだ。

やれやれ。

 
老眼と太陽光でセーターに穴が

はじめてオスバチの巣蓋を発見したときから起算して20日。今日あたりから分封の可能性が大きくなる。低温と雨天が続いたから遅れるだろうと思ってたが、今日のように急に気温が上がるとおちおちしていられない。

夜陰に乗じて逃去防止器を設置した。

 
逃去防止器を設置

明日の朝、もうしわけないがハチたちはまた大騒ぎをするだろう。働きバチはじきに出方を憶えるだろうが、体重オーバー?で出られなくなったオスバチはどうするか。数日後には、予想通り分封にともなうハチ髭ができて、無事捕獲できるか。

分封が起きるのは午前~2時ころまで。オスが交尾を目指して飛び出すピークは2時半~3時ころだという。とあれば、2時すぎに逃去防止器を外しても分封は起こらず、オスバチはまだ交尾に間に合う可能性が大きい。

このオスたちが交尾するのは関係のない別の巣の処女王だから、それが成功するかどうかはこの巣箱とは関係がない。また、交尾した雄は即死するからこの巣箱へ戻ることもない。しかし、逃去防止器を付けっぱなしでオスを出入させないのはひとの身勝手というもの。これからしばらくは、逃去防止器を付けたり外したりの毎日になる。

2017年4月10日月曜日

オスバチの羽化本格化・人工キンリョウヘン設置

種梅雨であいにくの天気が続いたが、今日はひさしぶりに好天の予報。

早朝、まだ巣門の出入はなかったが、巣内を観察しようとして扉を開くと、オスの巣蓋をくわえた働きバチが飛び出した。巣内を覗いてみると台座のネットに多数のオスの巣蓋が落ちていた。

追記 2017/04/12 「くわえた」と書いたが、あるいは胸と前肢で「抱えた」とするほうが正確かもしれない。2017/04/18 後日、逃去防止器のネット越し巣蓋を運びたそうとする涙ぐましいハチの様子を観察できるようになると、やはり「くわえた」が正しかった。

 
多数のオスの巣蓋

これほど多数のオスの巣蓋を見るのははじめてでだ。オスの姿はまだ見ていないが、いよいよオスの羽化は本格化したようだ。予想だと今週の後半以降に第1分封が起きる。

 
巣内の様子

京都ニホンミツバチ週末養蜂の会のニホンミツバチ分蜂マップでは、もうこの辺りを通り越して常陸太田で分封が報告されている。偵察バチのルアーとしてかねて用意の人工キンリョウヘンを待ち箱に設置した。

キンリョウヘンはシンビジュームに似たランの仲間。ニホンミツバチはちょうど分封時期に開花するこの花の香りに強力に引き寄せられる(セイヨウミツバチはなぜか無関心)。その香りを人工合成したものを新居を探す偵察バチのルアーとして使う。

 
ゴム紐を十字掛けした黒いネットが人工キンリョウヘン

人工キンリョウヘンの説明書には巣門のすぐ上に設置するように書いてある。去年はそれを真に受けて待ち箱ごとに人工キンリョウヘンを用意した。しかし、このルアー安いものではない。ハチの習性からして、この近くまで引き寄せられたらその周辺も探索するだろうと、今年はひとつだけにした。

 
待ち箱4台にルアーはひとつ

上の写真のすぐ左側に我が家の和バチの巣箱があるので、人工キンリョウヘンがそちらの分封にどう影響するか読めないが、ここ以外に場所もないのでやるだけやってみる。

2017年4月5日水曜日

分封群捕獲ネット

逃去防止器で分封を未然に防止すれば、防止器の周囲にはハチが蝟集してハチ髭ができるはず。これをごっそり捕獲するためにネットが必要になる。

台所にあった竹カゴと野菜ネットなどのありあわせを組み合わせて即製。

 
赤は野菜用の収穫ネット、白は洗濯前の衣料などを入れるネット?

とらぬタヌキは続く…………

2017年4月1日土曜日

いつ分封が起きるか

いつ分封が起きるか分かれば世話はないと笑われそうだが、ネットの情報を漁ってみるとある程度の見当はつくと思われる。

蜂飼い日記 Q&A(Q4、Q8)
(もっとも「ニホンミツバチのQ&A」の信頼できる投稿者ハッチ@宮崎氏が、オスバチの巣蓋がまったく落ちなくても分封したという例外を報告している)。

ざっくり見積もれば、オスバチの巣蓋が落ちだして20日くらいで分封が発生する。

ところでオスバチの巣蓋って?

当方も知らなかったのだが、じつはすでに当方のニホンミツバチの巣で見掛けていた。

 
オスバチの巣蓋

 
巣底で拾ったオスバチの巣蓋

おそらく最初に目撃したのは早めに見積もって3月26日。となると分封は4月9日から始まる週に起きるだろうと予測される。

なるべくハチには不要の苦労はさせたくない。さすれば、我が家の巣箱に仕掛ける逃去防止器はこの週のはじめから設置すればいいのではないか。もちろんそれまでに、オスバチがたくさん巣箱の周辺を飛び回るような事態が起きれば別であるが。

また1群しかいない我が家のハチで試す勇気はないが、逃去が発生するのは午後2時ころまでという情報を信じるなら、1日のうち2時以後は逃去防止器を外し、夜陰に乗じて付け直すほうがハチには優しいだろう。

2017年3月30日木曜日

逃去防止器の試作・試用

いまいるニホンミツバチの分封を利用して群を増やすにしても、あるいは分封して他所の営巣地から飛来する群を捕獲するにしても、まず分封群を逃がさない手立てが必要になる。セイヨウミツバチと違って、ニホンミツバチは新しい巣箱に入居したからといって、そのまま居続けてくれる保証はない。

ミツバチの場合、群の中心に一匹の女王が存在することが必須の条件であり、女王のいない群はいずれ滅亡する。群を抑えるには女王を抑えるのが一番手っ取り早い。女王さえ逃げ出せないようにしておけば、たとえ働きバチが巣から飛び出していっても、いずれ元へ戻ってくるという性質がある。

そこで考案されたのが逃去防止器だ。働きバチと女王との体格の違いを利用して、働きバチは出入りできても女王には通過できない仕組みを巣門に設置しておけば、群の逃去を防ぐことができる。

逃去防止器の商品としてはハチマイッターなどが有名だ。ネットで調べてみると幅3.8mmの格子を巣門に被せることでハチの出入を制御しているようだ。この3.8mmが微妙な値で、働きバチなら苦労すれば通れるが体格の大きい女王は通れない。ただし、ハチの体格は群によりバラツキがあるから、3.8mmがはじき出された最適な経験値なのだろう。

もちろんハチマイッターを買えばすむ話しだが、自作派としては自分で作ってみたい。川西金物の端切れ販売サイトにタキロンの3.8mmメッシュのトリカルネットがあったので取り寄せた(ただし、製品より運賃のほうが高くつく)。

例によって安価な杉の野地板を適当に切って箱を作り、前面にネットを打ち付けた。トリカルネットは3メッシュが1開口になるように縦枠をカットした。ハチマイッターは高さ3.8mmで横の制限はない。おそらく3.8x3.8mmのままでは働きバチは通過できないだろう。

 
杉の野地板で組んだ箱               前面は3.8mmのトリカルネット

トリカルネットのメッシュは両端で歪みが大きくなるので寸法誤差の少ない場所を選ぶほうがいい。実際にノギスで計ってみると4mmメッシュ程度のところが多いようである。

 
逃去防止器を設置                 帰ってきたハチはなかなか入れない


まる1日設置後 するりと通るハチもあるがまごつくハチが多い

最初、日中に取り付けた。突如、見慣れない装置で巣門を塞がれて巣に戻れなくなったハチたちが巣箱の周囲を飛び回り、そのうちだんだん気が荒くなって巣に近寄ると襲ってくるようになった。これはまずいと取り外し、夕方暗くなって付け直した。翌朝、すべてのハチが装置の通過儀礼を受けて外へ出れば、戻るときの抵抗は少なくなるだろうと考えたからだ。

まる1日設置して、翌日撮ったのが上の動画だ。見るとおり、せっかくハチが採集してきた花粉がメッシュの前にたくさん落ちている。ぎりぎりで通過するのだから脚に着いた花粉は刮ぎ落とされてしまう。子どもの飼育に悪影響があるといけないから、すぐに外すことにした。


逃去防止器が外されにぎわう巣門

実際に取り付けるのはもう少し分封が迫ってからだ。あるいは、他所からの分封群が捕獲できた場合、その群が逃げ出さないようにするときになる。

さて分封の迫ったことをどう察知するか? それについては次回また。

2017年3月24日金曜日

セイヨウミツバチは消滅、ニホンミツバチは元気

昨年末から体調を崩し、ブログの更新もままならなかった。

我が身に気を取られているあいだに、たった1群しかなかったセイヨウミツバチは消滅した。自分なりにあれこれ調べたり、できるかぎりの工夫をしたりしたつもりであったが、飼い主の未熟のためハチたちには申し訳ないことをしてしまった。

いまや無住の巣箱

 
ニホンタンポポ

 
ニホンミツバチの巣箱

 
冬季口                      巣内3段目

さいわい、去年飛来してくれたニホンミツバチ1群は不慣れな飼い主の手荒い取扱にもめげず元気で越冬した。これから分封の季節に向かう。まずは現有の群の分封をどうコントロールして増強するか。また、他所から飛来する分封群をどう捕獲して自群の勢力とするか。体力と相談しつつ、準備作業を進めるつもりだ。

茎ブロッコリー、スナックエンドウ


 
茎ブロッコリー                  スナックエンドウ

 
ナノハナのつまみ菜