4月10日に巣底のネットに多数のオスバチの蓋を発見し、12日にはじめてオスらしいハチの出入を見かけたと思ったら、今日はその数がおおはばに増えた。
左上に飛ぶオスバチ、巣門の上にもオスが2匹
巣の中もだいぶ賑わっている。
賑わう巣内
ハチの動きに気を取られていると、どこからともなく焦げ臭い臭いがする。不審に思って身の回りを確かめると、セーターの袖から煙が立ち上がっている。手でそのあたりを擦るとぽっかり穴が空いた。跳ね上げていた老眼の焦点がちょうどセーターの袖の辺りだったらしい。じっと動きを止めて観察しているから同じ場所に太陽光が集中したのだ。
やれやれ。
老眼と太陽光でセーターに穴が
はじめてオスバチの巣蓋を発見したときから起算して20日。今日あたりから分封の可能性が大きくなる。低温と雨天が続いたから遅れるだろうと思ってたが、今日のように急に気温が上がるとおちおちしていられない。
夜陰に乗じて逃去防止器を設置した。
逃去防止器を設置
明日の朝、もうしわけないがハチたちはまた大騒ぎをするだろう。働きバチはじきに出方を憶えるだろうが、体重オーバー?で出られなくなったオスバチはどうするか。数日後には、予想通り分封にともなうハチ髭ができて、無事捕獲できるか。
分封が起きるのは午前~2時ころまで。オスが交尾を目指して飛び出すピークは2時半~3時ころだという。とあれば、2時すぎに逃去防止器を外しても分封は起こらず、オスバチはまだ交尾に間に合う可能性が大きい。
このオスたちが交尾するのは関係のない別の巣の処女王だから、それが成功するかどうかはこの巣箱とは関係がない。また、交尾した雄は即死するからこの巣箱へ戻ることもない。しかし、逃去防止器を付けっぱなしでオスを出入させないのはひとの身勝手というもの。これからしばらくは、逃去防止器を付けたり外したりの毎日になる。
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