2017年4月10日月曜日

オスバチの羽化本格化・人工キンリョウヘン設置

種梅雨であいにくの天気が続いたが、今日はひさしぶりに好天の予報。

早朝、まだ巣門の出入はなかったが、巣内を観察しようとして扉を開くと、オスの巣蓋をくわえた働きバチが飛び出した。巣内を覗いてみると台座のネットに多数のオスの巣蓋が落ちていた。

追記 2017/04/12 「くわえた」と書いたが、あるいは胸と前肢で「抱えた」とするほうが正確かもしれない。2017/04/18 後日、逃去防止器のネット越し巣蓋を運びたそうとする涙ぐましいハチの様子を観察できるようになると、やはり「くわえた」が正しかった。

 
多数のオスの巣蓋

これほど多数のオスの巣蓋を見るのははじめてでだ。オスの姿はまだ見ていないが、いよいよオスの羽化は本格化したようだ。予想だと今週の後半以降に第1分封が起きる。

 
巣内の様子

京都ニホンミツバチ週末養蜂の会のニホンミツバチ分蜂マップでは、もうこの辺りを通り越して常陸太田で分封が報告されている。偵察バチのルアーとしてかねて用意の人工キンリョウヘンを待ち箱に設置した。

キンリョウヘンはシンビジュームに似たランの仲間。ニホンミツバチはちょうど分封時期に開花するこの花の香りに強力に引き寄せられる(セイヨウミツバチはなぜか無関心)。その香りを人工合成したものを新居を探す偵察バチのルアーとして使う。

 
ゴム紐を十字掛けした黒いネットが人工キンリョウヘン

人工キンリョウヘンの説明書には巣門のすぐ上に設置するように書いてある。去年はそれを真に受けて待ち箱ごとに人工キンリョウヘンを用意した。しかし、このルアー安いものではない。ハチの習性からして、この近くまで引き寄せられたらその周辺も探索するだろうと、今年はひとつだけにした。

 
待ち箱4台にルアーはひとつ

上の写真のすぐ左側に我が家の和バチの巣箱があるので、人工キンリョウヘンがそちらの分封にどう影響するか読めないが、ここ以外に場所もないのでやるだけやってみる。

2 件のコメント:

ハッチ@宮崎 さんのコメント...

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この待ち箱ルアーは藤原養蜂場製ですね!?
私の自宅待ち箱には4/9 15:00 日本みつばち分蜂群の入居がありました!

ojer さんのコメント...

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ハッチ@宮崎 さん、失礼、コメント見落としていました。
��あまりコメントないもので、ははは)
洋バチのWarre作戦は当方の不調もあって失敗してしまいました(原因はバロア処置の失敗)。ハチには気の毒をしました。
和バチは何とかしようと、いま分封対策をあれこれやっています。
中央の待ち箱は藤原さんのやつですが、まだ一度もハチが入ったことはありません。ルアーも藤原さんです。いま飼っている和バチは、去年、標準ラ式の箱に入ったハチたちです。