2016年2月12日金曜日

No title

キルトを除いてラングストロースからWarreへの移行準備は整った。これでセイヨウミツバチの今シーズンへの用意はほぼできた。

次はニホンミツバチの捕獲準備だ。ほんらいニホンミツバチが目的で養蜂をはじめたのだから、初志貫徹。

最近は購入することもできるようだが、ニホンミツバチは周囲の自然に棲息するものを捕獲するのが常道。分封シーズン(このへんは4月中旬以降か)に待ち箱(捕獲用の巣箱)をハチの気に入りそうな場所に設置して入居を待つのだ。

去年、ニホンミツバチの捕獲にも飼育にも使えるというので購入した巣箱は、プロジェクト仲間の感想では、捕獲には使えないだろうという。その後、実際にニホンミツバチの巣箱の置かれている環境を知るにつれて、周囲に木立のない自宅の庭ではいくら魅力的なを待ち箱を置いても入ってくれそうにないことはわかった。ハチたちは森林を好むのである。

そこで、待ち箱を置く場所の開拓だ。

近所に薮に囲まれた小さな森がある。森の所有者はいるのだろうが、近隣にあたってみても知っている人はいない。ただしくは地籍を調べるべきなのだろうが、そこは勘弁ねがって、薮を切り開いて適当な場所がないか探してみた。

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この南向きの森縁に待ち箱を置いてみようか

まずは薮に道を付けねばならない。

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正面のコナラを目指して薮を開いた

いまは葉を落としている大きなコナラを目指して薮を切り開いた。最近は電動の草刈り機もあるので買えば便利だろうが、体力が続く限り自分の手足で使える道具で切り開くことにしている。使ったのは鋏とノコギリだ。大カマは使って見たが薮の中では操作しにくい。

薮に囲まれて見えなかったコナラの根元が見えてきた。いいんじゃない! こういうとこ、ミツバチ好きそう。ハチたちは大きな木の下で、南側が開けていて、西日が差し込まない場所が好みだ。そりゃあまあ、人間だって同じだね。ここだったら、幹にもたれて本でも読んでたら、一日なんてすぐに過ぎちゃう。

ここを設置場所候補Aとする。

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待ち箱の設置場所候補A 道具は鋏とノコギリ

そこからさらに東に向かい、次の大きな木を見つけてさらに道を開く。

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さらに薮を開く

次の木はスダシイの若木だ。ここは設置場所候補Bとしよう。

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スダシイの根元 設置場所B

設置場所Bを右から回り込むと、次の設置場所候補Cが見つかった。

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設置場所候補C スダシイ(右)とタブノキの根元

これで3つ待ち箱の設置場所候補が見つかった。今後もまだ場所探しは続けるとしても、なんとかニホンミツバチ捕獲の手掛かりはついた。

待ち箱といってもいろいろあるようだが、当方は通常の重箱式とWarreを折衷した巣箱を待ち箱兼巣箱として使うつもりだ。

さあ、4月へ向けてせっせと巣箱作らなくっちゃ。

2 件のコメント:

hau さんのコメント...

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今シーズン入居捕獲を実現するには、待受け箱10本10ヶ所くらい配置する必要があります。数多く設置することで、その結果は別にして、二ホンミツバチの生態に関わる見えないものが見えてくることがあります。
二ホンミツバチは、繊細に風を読むプロですから、台風や嵐のように烈風が吹き付ける場所には棲みたがりません。また、薄暗い林間と空気が滞留する局所的な窪地と降雨が流水になる所も嫌います。
前方が明るく開けた林縁のコンタクトラインが狙い目になります。午後の
半日日陰になる里山東面~東南面の緩傾斜帯が好ましい設置ポイントで、雑木林の多い里山周辺が狙い目になるでしょう。

ojer さんのコメント...

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理想的な場所が近場でたくさん見つかるなら楽しいでしょうね。当方としては、できる範囲でやってみるしかありません。