朝8時前に、ひとわたりハチの様子を見て回った。
庭の隅に住まいする洋バチは変化なし。近くの林縁の和バチのほうへまわると、今朝も2匹、オオスズメが粘着トラップでもがいていた。
家に戻ってもう一度洋バチの巣箱を見て目を疑った。さっきは、数日前に捕捉されたスズメバチが残っていただけなのに、いまはシジュウカラが粘着トラップに貼り付いていた。まさに飛翔せんかという姿だが、肩のあたりをわずかに震わすだけで、怯えた片眼がこちらを見上げている。
追記 2016/10/09
シジュウカラがなぜここに降りてしまったか。うごめくオオスズメバチが視野に入れば小鳥は近づかなかったはずだ。すでに隅にこぶりのスズメバチの死骸は貼り付いていたが、その他の昆虫のほうが数が多く絶好の餌場に見えたのだろう。トラップにはまず目立つ位置にオオスズメバチの囮を置くことにしよう。
翼にあの粘着物が付着したらもう飛べまい。それでも、洗剤で落とす手もあるかと、ゆっくりトラップから引きはがした。が、とても手当のできる様子ではなかった。
放置しても苦しみが長引くだけ。しばし逡巡ののち、即殺して埋葬した。南無南無。
掌に鳥を掴んだ温かな感触が残る。
気休めとは思うが、両方の粘着トラップに防鳥ネットを掛けて置いた。(2016/10/09 防鳥網があるとオオスズメバチも近づかなくなるのでトラップが無意味になる。)
記事にもしたくなかったが、粘着トラップに予想外の影響のあることを知ってもらうためにアップした。
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