そこで、三脚を自分で組むことにした。問題は脚に何を使うかだ。物干し竿や工事現場で使う鉄パイプなどあれこれ漁った結果、農業用ハウスの骨組みに使う直径22.2mmの単管パイプに行き着いた。近くのHCには最短約3.6mのパイプしかないが、これでは長すぎる。そこで、3.6mのパイプ2本を使って、その一端を1/3だけカットして、中ジョイントで繋げば、2.4mのパイプが3本できる。これらの一端を自在クランプ2つで結合すれば三脚ができる。機械的な剛性に弱点はあるが、三脚の開閉を考えれば、そこが逆に利点にもなる。
単管の1/3をカット 自在クランプで半固定
この三脚に前回の滑車を流用した吊り上げ装置を着ける。ここで自在クランプの弱点が生きて、三脚の頭部は開閉できる。頭を開いて吊り上げ装置を着け、着け終わったら閉じればいい。
吊り上げ装置を着け 頭部を閉じる 右側のカラビナは固定端
つぎに重箱に積んだ巣箱を安定して吊り上げるために、締め木を作る。径8mmの長ネジ(インチ系)1mをカナノコで半分に切断した。締め付けは蝶ナットを使う。
試しにセイヨウミツバチ用のWarre巣箱5段を吊り上げてみた。
吊り上げロープの動端はインクノットで固定 上の締め木
下の締め木 固定端はループ 動端はインクノット
吊り秤があったのでWarre巣箱5段の重量を計ってみた。巣箱の重量が簡単に測れれば採蜜の目安に利用できる。
吊り秤で計量 Warre巣箱5段で約26キロ
この重量でも片手で引き上げることができる。動滑車2個なので吊り上げに必要な力は1/4の6.5キロほどになる。これでニホンミツバチの重箱式巣箱の操作がだいぶ楽になりそうだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿