2016年8月19日金曜日

Warre巣箱のゴキブリ対策

Warre巣箱の最上部には、キルトを置き、さらに切り妻屋根を被せただけの構造になっている。換気のために屋根の側面と巣箱の間には5mm程度の隙間があるので、外部からは、この隙間を通じて屋根底まで自由に侵入できる。一方、ミツバチの活動が作り出す温暖・湿潤な空気は上昇してキルトを満たし、さらに内圧が高まればキルトと巣箱の上縁の間を通ってこの空間を満たす。

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隙間はゴキブリの天国               屋根底が蓋になりキルトに侵入は不可

つまり、この隙間はゴキブリにとっては天国だ。内検のときに屋根を外すと、この隙間や屋根底の隅から多数のゴキブリが飛び出してくる。構造的にゴキブリはキルトや巣の内部へ侵入できないとはいえ、あまり気持ちのいい物ではない。

そこで思いついたのはゴキブリ団子。ホウ酸にうどん粉、砂糖、玉ネギ・ニンニク・サンショウなどを混ぜて団子にしたものだ。ホウ酸はゴキブリには毒だがハチには無害らしい。

考えてみると団子にする必要はないからうどん粉は要らないし、玉ネギなどは臭いでゴキブリを集めるためのものだから、これも要らない。ゴキブリ君に住んでもらいたくないだけで、わざわざ集めてまで殺す気はない。

そこで、ホウ酸と砂糖1:1を適当に水で溶いて、屋根の側面と巣箱の上縁に塗布することにした。

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翌日、屋根を取ってみると、まだゴキブリはいた。しかし、個体数は少なく、小型のものばかり。それに動作が緩慢だから、ホウ酸の影響が出ているのだろう。

さらに翌々日、ゴキブリは完全に姿を消した。

砂糖に引かれてアリの侵入を心配していたが、それもまったくない。ホウ酸はアリにも忌避効果あるのだろうか。

次回は、砂糖なしでホウ酸水だけ塗布してみようかと思う。


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