2018年8月18日土曜日

オオスズメバチに備える

お盆を過ぎればそろそろオオスズメバチの備えをしなければならない。今年は連休のころに巨大な女王を一度見たくらいか。いつもなら、そのころに果汁トラップを仕掛けるのだが、今年はしなかった。一匹で巣作り・子育てをスタートする女王をその時期に仕留めることが効果的なことはわかる。が、どうにも気が引けるのだ。今年はオオスズメバチの姿をほとんど見かけなかった。

当方で採っているオオスズメバチ対策は、粘着トラップとトリカルネット防御網との2本立て。

これまで、粘着ネズミ捕りをそのままトラップに使っていたが、本来用途が違うから、そのまま使うのが最適とも限らない。今年は、半サイズの粘着トラップの置台を作ってみた。

ポリカの庇いの下に粘着トラップを置く 右は従来の全ザイズ

ネズミ捕り用の粘着トラップを開いて庇いの下に置き、これを巣箱の上に載せておく。庇いは落ち葉の付着を防ぐため。巣箱はいずれも木の下あるので、これがないと、オオスズメバチより先に木の葉が粘着面を埋めてしまう。まず囮のオオスズメバチを捕獲して、最初の一匹を置かないと、このトラップは機能しない。

防御網は7mmメッシュのトリカルネットで巣門面全体で覆う。

 
防御網は7mmメッシュのトリカルネットN-24

ネット情報では、トリカルネットがオオスズメバチに食い破られたという事例(or 噂)を散見するが、トリカルネットの強度によるものと思われる。これまでの経験では、写真のようにN-24(幅3mm、厚み2.3mm)くらいの強度があれば、飼い主が対処できないほと短時間に突破されるとは考えにくい。

オオスズメバチは、単独で飛来したときは巣門の周りでハチを1匹ずつ捕獲して自巣へ運び去る。しかし、この巣をいったん自群のターゲットと定めると、巣門をフェロモンでマーキングし、複数で来襲して総攻撃を仕掛ける。この状態になると、ミツバチの巣は彼女らのテリトリーと認識されているので、人が近づくと危険だ。

セイヨウミツバチが相手だと、すべてのミツバチを抹殺してから、おもむろに巣門を齧り開けて、巣内のすべてのミツと幼虫を強奪する。

ニホンミツバチはオオスズメバチが来襲すると、巣内に逼塞して巣門からの出入りを止める。さらに、攻撃が長期化すれば、巣を放棄して逃去してしまう。飼い主としては、攻撃ポイントを巣門に絞らせることは避けたいので、和バチが自由に出入りできオオスズメバチは侵入できない防御網で巣門面全体を覆っておく。
 粘着トラップと防御網を設置

まずはコナラ群に全サイズの粘着トラップと防御網を設置した。居間から目の届くカキノキ群、ヤマザクラ群はオオスズメバチのアタックが始まってから設置することにしよう。

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