2018年8月10日金曜日

ヘリの遭難とガラン沢

志賀の横手山付近でヘリが遭難したことをあちこちのニュースで伝えていた。遭難場所はガラン(伽藍)沢の近くではないかという。この名前は聞き覚えがあった。

草津温泉のスキーで、たぶん唯一のツアールートが、芳ヶ平ツアーコースだ。白根山北東の芳ヶ平から沢通しに草津スキー場へ下る。沢通しの登山道を滑り降りるだけだから、面白いはずもないが、一度は経験しておこうと仲間と2人で滑ったことがある。

そのころ、このツアールートを調べているときに出くわしたのがガラン沢だった。なんだか遭難の多い、おどろおどろしい沢という印象があった。

 
山紫水明より

懐かしかったので調べてみると、この沢は、遭難の多さから「魔の沢」「人喰い沢」などとも呼ばれていたらしい。沢登りのコースでもあったが、遭難が多かったのはスキーヤーだった。当時、まだゲレンデが未整備で、横手山や渋峠あたりのゲレンデからガラン沢へ迷い込む遭難者が多かったという。いまではゲレンデが整備されスキーの遭難者はいないようだ。芳ヶ平のツアーコースからは、尾根を一本隔てた北側になるので迷い込む心配はなさそうである。

ヘリの遭難のおかげで、ガラン沢の印象はがらっと変わった。 

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