2018年9月14日金曜日

上桟掛けの試作と内検

以前、内検するときに巣箱から取り出した上桟を置くための見台を作ったが、どうも使い勝手がよくない。

 
見台                        上桟を掛けたところ

巣箱がヤブに囲まれていたり下が草地だったりで見台を置く場所を見つけにくく、さらに取り出した上桟をそこまで移動するには遠すぎたり。

そこでセイヨウミツバチの養蜂具として売っているような巣枠掛けを作ってみることにした。いまのところニホンミツバチには巣枠は使っていないので、上桟掛けとなるか。

 
上桟掛け                      巣箱に設置してみた

引っ掛ける金具にするため数十円のL字金具を買ってきてカギ状に曲げたが、あとはありあわせの木材を使った。上左写真の左奥に見える金具を巣箱の縁に引っ掛けて、手前の板の間に上桟を差し掛ける。設置スペースを探す必要もないし、上桟の移動も最低限で済む。

カキノキ群の内検で使ってみた。

1番手前の上桟を取出したところ

上桟掛けの巣脾に日が当たってしまったが、できれば日陰になるときにやりたい。

この上桟はひと月前には、こんなだった↓

8月10日の 1番手前の上桟

春先なら遅々として巣作りが進まないと評するところだが、花の少ない盛夏のひと月ならこんなものか。


2番目も取出した(奥) 奥に幼虫が見える

2枚ほど取り出せば、巣内にスペースができるから上桟をずらしながら内検できる。巣枠だと取出して何かに立掛けて置くことができるが、上桟では巣脾が直接異物に触れてしまうから、それができない。この上桟掛けはなかなか便利。はやく思いつけばよかった。