2018年10月11日木曜日

ヤマザクラ群の構成変更

昨日、カキノキ群とヤマザクラ群の内検をした。

カキノキ群はミツは少ないながらも充実している様子で、これからセイタカアワダチソウの流ミツが始まるから、それに期待することにしよう。

 
カキノキ群の巣脾

カキノキ群は安泰だったが、ヤマザクラ群は人の介入が必要なようだ。

1段目を開けてみると、前回9/6に真新しかった盛上げ巣は古びてしまい成長していない。前回は多数のハチが巣脾を囲んでいたが、ハチの姿も少ない。1段目は放棄されてしまった様子。

 
ヤマザクラ群 1段目内検中              1段目にハチが少ない

巣門段の扉を開けてみると、ハチが鈴なりになっている。

 
蜂球が垂下がっている                 上桟にぎっしりハチが

巣門段の上桟はハチでいっぱいになっているが巣を作る気配はない。ヤマザクラ群は1段目の営巣を放棄する一方、巣門段へ巣脾を伸ばす意志がないのだ。巣門段+3段の構成で、営巣は2、3段目のみに集中し、上へも下へも巣を伸ばす気配がない。2、3段は重箱式になっていて巣脾が連続しているが、その上も下も上桟で区切られている。原因は不明だが、おそらく、この上下の上桟がハチたちには鬱陶しいのではないか。中途半端な上桟を取っ払い、自然な重箱式にするのがよかろう。

そのために、現在の最上段の巣箱を3段目にローテして、不要な上桟を取っ払う。

  1. 現在の1段目を外して2、3段目を1、2段目にする。
  2. 現在の2段目の上桟にできた盛上げ巣を除去する。
  3. 旧1段目は上桟を外して落下防止棧を付け、現3段目の下に継箱する。

これで現2段目を最上段とする素直な3段+巣門段構成の重箱式に切り替わり、新3段目はハチたちの自由な空間として利用できるようにになる。

 
2段目の上桟から巣脾を除去             貯ミツはまったくない

 
いったん蓋を閉めておく

 
上桟を外し落下防止棧を設置

巣箱リフトでり上げ

 
巣門段の上桟を撤去

 
改造した旧1段目を巣門段の上に置く

 
ヤマザクラ群の新しい構成

ハチたちにとってみれば大騒動である。ちょっと心配で巣の中を撮ってみた。

 
2段目の底まで見事な蜂球を形成していた

写真をみて一安心。見事な蜂球ができていた。チたちは、これでのびのびと営巣に励むことができるだろう。越冬に備えて十分な蓄えをしてほしい。