2016年3月25日金曜日

巣箱リフト

ラングストロース式の場合、巣箱を増設するには、蓋を開けて、その上に継箱という増設専用の巣箱を載せればいい。しかしWarreの場合は手順が逆になる。増設用の巣箱は下に置くからだ。ということは、巣箱全体を持ち上げて、その下に新しい箱を設置し、もとの巣箱をその上に載せることになる。これを独りでこなすのは難しい。

そこで、巣箱のリフト機構が必要になる。これだけはラ式よりWarreは余計な装置が必要になる。

じっさい、Warre Beekeepingのサイトにもそうした装置の紹介があるがまるでギロチンみたいだ。

いささか大仰なので、簡便な方法を考えた。石灯籠やヤマザクラの復元で滑車を買って、その使い方を憶えたので、その応用。脚立を支持装置にして、滑車を上に3つ、下に2つ組みにして、巣箱の重さの4分の1の力で引き揚げられるようにする。

吊り上げたときの安定のために、巣箱に取っ手を左右と後側との3カ所に付けて、3本のロープで引き上げる。

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巣箱リフト 台座の上に巣箱2段とキルトを載せてある

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上3つ下2つ

巣箱は2段として、屋根は外しキルトは残して引っ張ってみたが、なんなく片手で揚げることができた。

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これだけ揚がれば増設分の箱を台座に載せることができる

ハチが棲んでいる巣で蜜が満杯だとすれば、相当な重量になるが、かりに巣箱が20キロあったとしても5キロの力で引き揚げられる。細部の仕組みは多々改良の余地はあるが実用性は確認できた。

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