ベニア板に丸い穴を開け、トリマーのベースカバーを取り付けるだけだ。
精度を云々しなければ、簡単に工作できる。
天地逆に取り付け | 回転する刃が下から出る |
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フェンスらしきものも………… |
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あとは天板をワークベンチに固定するための角材を2カ所に止めれば良い。
とまあ、ここまでは簡単にできて、本日の作業はおしまい。
事故、出来
丸鋸でもトリマーでも同じだが、こうした使い方をすると電源のオン/オフが面倒になる。本体がテーブルの下にあるから、工作の作業をしながら本体の電源スイッチも操作しなければならない。工作内容にもよるが片手での作業は危険が増すし、不可能なこともある。
こうした場合、本体の電源スイッチをオンの状態にロックしておき、別途設置したフットスイッチなどを使って電源をオン/オフする方法が採られる。
で、問題になるのは、フットスイッチなどで電源を切ったとしても、本体は電源オンの状態にロックされているということだ。作業が終わったときは、忘れずにロックを解除しておく必要がある。もしもオン状態のまま作業を終え、次回に作業を開始したときに、うっかり電源コードを差し込めば、その瞬間から装置は起動し、状況によって事故に直結する。
その確認をするために、最後にトリマーの本体を手持ち状態で、電源スイッチを操作してみた。視認すれば分かるものを、あさはかにも実際に電源スイッチを操作してオン/オフしてみたのである。当然、いずれかの状態でトリマーの電源が入る。
電流が流れた瞬間にトリマー本体の内部で毎分3万回の回転運動が発生する。軽い気持ちで手に載せた程度だから、その反動でトリマーが手から落ちた。はっとするまもなく高速回転する刃先は自身の電源ケーブルに接触し、被覆の黒い破片が弾け、火花が飛んだ。とっさに、電源を引き抜いたが、ときすでに遅し。ケーブルの被膜は完全に刮げられ、内部皮膜がはみ出し、さらに導線まで覗いている。
動転して写真は撮り忘れた。
火花は飛んだが、さいわい導線に刃先が接触したことによるもので、電源のショートには至っていなかった。もしショートしていたら、ケーブルから一斉に煙がでて燃え上がったはずだ。
トリマーの切っ先が落ちた先に自分の足があったら…………
気を取り直して、トリマーを分解してケーブルの接続状態を確認した。これならメーカー修理に出さずとも自分でなおせると判断。木工より電気工事のほうが得手か?
パソコンの電源ケーブルと比較してみると、皮膜は厚いが撚り線の本数も径も同じだったので、末端をチョコチョコッとだまして、破損したケーブルと交換した。
切断して構造を確認したオリジナルのケーブル | PC用のケーブルに交換した ちょっと短いが |
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怪我がなくてよかった。
丸鋸の凶暴さに比べれば、トリマーはまだましだが、それが油断に繋がったようだ。
いい勉強になった。
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