2016年7月24日日曜日

タヌキモの仲間

プロジェクトの蜂場にはハチの水飲み場が何カ所か設けてある。水場というと澄んだ水を湛えた水鉢などを連想するが、ミツバチはそうしたいかにも水場らしいところには興味を示さない。

彼女らは、水生植物の葉の合間にのぞく水面や、地面の窪みにジワッと浸みだした水溜まりのようなところを好む。

そうのような水場のひとつで珍しい花を見つけた。水面からまっすぐに細い緑の茎を伸ばし、その先端に鮮やかな黄色の小花を点けている。

タヌキモの仲間だ。

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右側のホテイアオイの葉にハチが休んでいる

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タヌキモは高山植物として尾瀬ヶ原などで何度か見たことがあるが、こんな身近でお目に掛かるのははじめて。あらためて調べてみると細かな分類がいろいろあり、たぶんオオバナイトタヌキモではないだろうか。オオバナイトタヌキモは世界的に分布しているが、国内には観賞用に持ち込まれ各地に自生しているという。

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プロジェクトの仲間に由来を尋ねてみると、いちどアサザを持ち込んだことがあり、そのとき付着していたのではないかとのこと。また、ホテイアオイやウォーターコインなども同じ鉢に育っているので、そちらに付いてきた可能性もある。

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オオバナイトタヌキモ?


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