2016年11月30日水曜日

セイヨウミツバチの冬支度

先日、東京に雪が降ったときに冬日到来の予報が出て、その前日の夜に、あわてて巣を毛布と防水カバーで囲った。ざっくり被せただけだったので、すこし手直しをした。

昨年の冬支度は大騒ぎをしたが、ことしはその経験もあって、いたって簡単に済ませた。

 
冬支度

なんとなく昔の漫画に出てくる、ほっかぶりした間抜けなコソ泥みたい。

西蓮寺大銀杏黄葉2016

ひさびさにOJerBlogを更新。

西蓮寺大銀杏黄葉2016

2016年11月27日日曜日

ニホンミツバチの冬支度

東、南、西の3面にある巣門のうち、東と南を閉じ、西を狭めた。

 
東と南の巣門を閉じる

 
西の巣門だけ残して幅を狭める

南面を残すのが定石だが、この場所は冬季は西からの日射しが長く、ハチたちの出入もこの巣門が一番多い。

さらに、巣箱の隙間を充填剤で塞いだ。

 
隙間を充填剤で塞ぐ

セイヨウミツバチは樹脂などを採集してハチやに(プロポリス)を生成し、巣を補強する。ニホンミツバチにはその習性がないから、隙間は空いたままになる。巣箱を作った時点で隙間は塞いでおくべきだが、この隙間にはなかなか魅力的な使い道があった。ここにピッタリ耳を当てると、巣内でハチたちがたてる羽音を聞くことができる。隙間でなくても板に耳を当てると聞こえることは聞こえるが、音量と生々しさが違う。とくに隙間付近にハチが居れば、おどろくほど鮮明に羽音が聞こえる。

ときに挨拶代わりに側面をコンコンとノックするとシマリングが起きる。シマリングは、サッカー場でファンが行うウェーブのように、ハチが腹を上げて振る動作が巣箱内を駆け巡ることだ。そのときに軽快な波音のようにシャー、シャーという音をたてる。巣の外でも、スズメバチが巣門に接近したときなどは、付近にいるハチたちが一斉にこの動作を繰りかえす。

だから、ハチたちにとってはノックは挨拶どころではない迷惑行為だ。しかし、活発なシマリングはコロニーが健全な証拠とされている。健康診断で医者が聴診器を患者の胸に当ててポン、ポンと打診するのと同じだとして、勘弁してもらおう。

ちなみに、シマリングという反応はセイヨウミツバチでは起きない。セイヨウミツバチでも巣箱を叩けば反応はあるが、ただザワザワと羽音が高くなるだけだ。

2016年11月13日日曜日

オオスズメバチの簡易防御網

従来の防御網を取り外したあと、巣門に角材を積んで幅を狭めてある。ただ置いただけだから外気温に応じて幅を自由に調整できる。


巣門に密集したハチたち

 
触覚をうごめかしてなにやら気配がおかしい

ニホンミツバチへの攻撃はなりをひそめたが、セイヨウミツバチへは防御網取り外し後も連日のように続いている。

防御網を外した翌日。角材で狭めた巣門に集まったハチたちの様子がおかしい。しばらく観察していると、巣門の中央にミツバチの針が落ちていた。写真は撮れなかったが、針には体の一部も付いていた。これは、オオスズメバチに攻撃されたに違いない。おそらくオオスズメバチの体節の隙間から針を刺し込んだものの、振りちぎられてしまったのだろう。

巣門を狭めてある分、攻撃が集中しやすい。

防御網を元へ戻すこともなさそうだが、なにか処置をする必要がある。トリカルネットの端材を使って簡易防御網を設置した。

 
簡易防御網

ハチが安心して日向ぼっこのできる日はいつになるだろう。 

2016年11月11日金曜日

セイヨウミツバチ 冬用の巣底へ

LangstrothからWarreへの移行に失敗し、そのままシーズンを終わることになったが、はたしで現状のままでいいか悩んだ。このままだとハチたちは住まいの下部にWare巣箱という大きな空洞を抱えたまま越冬することになる。なんだかスカスカって感じで寒々しい。

一番簡単なのは、取り外して保存してあるラ式巣箱の巣底を戻せばいいが、ダニ対策で粉糖処理などをしたときは巣底の状態を見てみたい。手間はかかるが、和バチの冬用巣底と同じ構造で、ラ式寸法の冬用OMF(Open Mesh Floor or Screened Bottom Board)を付けることにした。

 
トレイの上敷き、巣底とトレイ、金網枠       すべて重ねたところ

現在、ラ式とヮ式の奥行きの違いでできる隙間は、ラ式の底に板を打ち付けて塞いである。その板を外して、OMFを、現在のラ式巣箱とヮ式巣箱の間に挿入すれば、そのまま冬用のハチの住処になる。冬のあいだヮ式巣箱はただの台として使う。

 

越冬が成功し、春の増勢期になれば、OMFを外して、ラ式の底に塞ぎ板を戻せばラ式→ヮ式移行巣箱に戻る。塞ぎ板のネジ止めがめんどうだから、これも枠式にしてすっぽり入れ替えるのもよさそうだ。

2016年11月10日木曜日

スズメバチ防御ネットの取り外し

スズメバチ防御ネットを取り外した。この期に及んでまだやってくるオオスズメバチはいるが(今朝の動画)もう大きな被害はでないだろう。ハチの出入を観察しているとわかるが、なんとか通過できるとはいえ防御網は彼女らにとってもそうとうなストレスだと思う。早く外してやるにしくはない。

 
セイヨウミツバチは亀甲金網とトリカルネット    亀甲ネットを外し…

 
トリカルネットも外した

今年はじめてオオズスメバチをセイヨウミツバチの巣門前で捕殺したのが8月10日だった。同17日に金網式の捕殺器を設置した。記録がないが同じころに粘着トラップも設置したと思う。9月9日に捕殺器を外し、巣門にトリカルネットの防御枠網と、さらに外側に2重の亀甲金網を配置した

金網式のスズメバチ捕殺器は、オオスズメバチの個別攻撃には有効だが集団攻撃のステージに移行するとほとんど意味がない。この状態のオオスズメバチはハチを捕獲して巣に持ち帰ることはせず、集団で巣門に待ち構えて出入りするハチを手当たり次第に殺す。コロニー全体のハチを全滅させ巣内の幼虫とハチミツを強奪するとに集中する。個別攻撃ステージのオオスズメバチは獲物を捕まえたあと斜め上方に飛び立って帰巣しようとする。その習性にしたがって行動しないと捕殺器の仕組みは機能しないのだ。

2重の亀甲金網は最終段階でオオスズメバチの侵入を許した。大きな被害はでなかったが、来年はさらに工夫が必要だろう。

ニホンミツバチのほうはオオスズメバチに対する本能的な自衛手段を持っているので、洋バチほど厳重に保護する必要はない。トリカルネットで3面ある巣門への出入を分散させただけ。

ニホンミツバチについてはトリカルネットと粘着トラップでオオスズメバチを十分に防げたと思う。トリカルネットについては、巣箱全体を覆う必要はなく、巣門を覆う面積をもう少し狭めてもいいかもしれない。

 
ニホンミツバチ トリカルネットの防御網を外す

2016年11月6日日曜日

オオスズメバチとカマキリ

オオスズメバチの猛攻は収まったようだが、散発的な攻撃はまだ続いている。今朝も粘着トラップに1匹、さらにその様子を見ているうちにさらに1匹が来襲(これはラケット処分)。そのときの巣門の様子が次の写真だ。

巣門の一部にハチたちが密集して解散しようとしない。おそらくこの部分はオオスズメバチが侵入し餌場をマーキングするフェロモンを残した跡ではないかと思う。ミツバチには尾の近くの背中側にあるナサノフ腺から分泌する集合フェロモンが有名だが、オオスズメバチにも同様な器官があって、やはり尾の近くの腹側にあるファン・デル・フェヒト腺から餌場のマーキング・フェロモンを分泌するそうだ。

オオスズメバチが散発的な攻撃から集団攻撃へ移行するきっかけが、このフェロモンによるマーキングだという。その臭いを打ち消すために、ハチたちは必死になって自分たちの集合フェロモンを分泌しているのではないか(あくまでも想像)。

 
巣門の一部に密集するハチたち

それだけではない。巣門の下では、カマキリも虎視眈々と巣に出入りするハチを狙っていた。

 
木の葉かと思えばカマキリ

霜が降りるほどの気温になるまでハチたちも油断がならない。でもそうなったらそうなったで、つぎは寒冷との戦いが始まる。なにせハチたちは必死に羽ばたいて自身の身体を発熱することで、巣内を25℃ほどに、とくに幼虫のいる巣房付近は35℃ほどに維持しなければならない。そのエネルギー源はもちろんハチミツだが、冬の間は花があっても寒くて飛べないし、頼るは自分たちが蓄えたハチミツしかない。しかもしぶとく生き残ったダニが有蓋巣房にわだかまり、新しい命を浸食しようとする。

バロアに痛めつけられた我が家のセイヨウミツバチがはたして無事に越冬できるのか。心配はつきない。