トリカルネットも外した
今年はじめてオオズスメバチをセイヨウミツバチの巣門前で捕殺したのが8月10日だった。同17日に金網式の捕殺器を設置した。記録がないが同じころに粘着トラップも設置したと思う。9月9日に捕殺器を外し、巣門にトリカルネットの防御枠網と、さらに外側に2重の亀甲金網を配置した。
金網式のスズメバチ捕殺器は、オオスズメバチの個別攻撃には有効だが集団攻撃のステージに移行するとほとんど意味がない。この状態のオオスズメバチはハチを捕獲して巣に持ち帰ることはせず、集団で巣門に待ち構えて出入りするハチを手当たり次第に殺す。コロニー全体のハチを全滅させ巣内の幼虫とハチミツを強奪するとに集中する。個別攻撃ステージのオオスズメバチは獲物を捕まえたあと斜め上方に飛び立って帰巣しようとする。その習性にしたがって行動しないと捕殺器の仕組みは機能しないのだ。
2重の亀甲金網は最終段階でオオスズメバチの侵入を許した。大きな被害はでなかったが、来年はさらに工夫が必要だろう。
ニホンミツバチのほうはオオスズメバチに対する本能的な自衛手段を持っているので、洋バチほど厳重に保護する必要はない。トリカルネットで3面ある巣門への出入を分散させただけ。
ニホンミツバチについてはトリカルネットと粘着トラップでオオスズメバチを十分に防げたと思う。トリカルネットについては、巣箱全体を覆う必要はなく、巣門を覆う面積をもう少し狭めてもいいかもしれない。
ニホンミツバチ トリカルネットの防御網を外す
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