2018年4月17日火曜日

分封への目安/オスバチの巣蓋

今朝、はじめてオスバチの巣蓋が巣底に落ちているのを見つけた。つまり、この春に女王が産卵したオスのハチの卵が孵化したことを示している。数日後にはギョロ目で真っ黒な図体のオスバチの姿が見られることだろう。


上から見た黄色い富士山のようなものがオスの巣蓋

黄色の細かい破片は、古い巣をハチが齧って落としたもの。そのあとのスペースに新しい巣が作られる。また、半透明の破片は、造巣のときハチが落下した蜜蝋片だ。ハチは腹部の節と節の継目から蜜蝋を鱗のように分泌する。それを口にくわえて巣を作るとき、うっかり取り落とすことがあるらしい。ハチもけっこうそそっかしい。


近所のハチ仲間の飼育群ではもう分封が起きて、無事に捕獲できたという。オスバチの孵化が始まるとおよそ10日以降に分封が始まる。当方の群はいささか奥手である。

ついでに巣内を撮影してみた。


巣板を丸く囲んだハチたち こうして育児領域を35℃ほどに維持している

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