2016年6月28日火曜日

水飲み場

数日前から巣箱に近づくと蜂蜜の香りが漂うようになった。

昨日は、梅雨に似合わない快適な夏日だったが、ひさびさにセイヨウミツバチの時騒ぎを見ることができた。

衰退の一途を辿っていたセイヨウミツバチだがアピバールの処理(すでに終了)や女王の更新などの対策と、ニホンミツバチの巣板の導入などが刺激となって群の活力が戻ってきたのだろうか。

また、ニホンミツバチのアカリンダニ対策に使用するLーメントール(ハッカ)がバロアにも有効だというので処置してある。

とにかく、嬉しい。

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 完全にセイヨウミツバチの飼育圏となったニホンミツバチの巣板






2016年6月20日月曜日

No title

セイヨウミツバチの巣箱に挿入したニホンミツバチの巣板で、本格的な育児が始まっていた。

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挿入した和バチの巣板  6/11          現在の同じ巣板 6/20

上の写真を見ると6月11日に挿入した2枚の巣板が、現在は連続した一枚の巣板に改修されて拡大していることがわかる。

挿入した時点の和バチの卵、幼虫、有蓋蜂児はすべて洋バチの卵、幼虫、有蓋蜂児に置き換わっている。洋バチが育児を開始した範囲は濃い色に変色しているようだ。

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2016年6月19日日曜日

ニホンミツバチのダニ対策

追伸 06/20
巣箱の観察扉を開け、手であおって巣内の臭いを嗅いでみた。蜂蜜の香りとともに強くはないがハッカの香りがした。

セイヨウミツバチではバロア(ミツバチヘギイタダニ)が最大の敵であるように、ニホンミツバチではアカリンダニというやはりダニが同様の位置を占めている。いずれの場合も、対策に失敗すると最悪群の崩壊に至る。

アカリンダニはハチの気管支に住み着いて体液を吸いハチを衰弱させる。

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ハチの気管内のアカリンダニ By USDA (USDA), via Wikimedia Commons

洋バチのバロアについては対策は取った(シュウ酸滴下と粉糖)が有効ではなかった。殺ダニ剤アピバールの使用と女王バチの更新で、現在はなんとかコロニーに活気が戻ってきている。

和バチで同じ轍を踏みたくはないから、現時点でもっとも安全で効果があると思われるアカリンダニ対策としてLメントール結晶体(ハッカ)の処置を行った。この処置は農研機構の前田太郎さんが推奨しているものだ。

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2分して茶漉しの袋に

追伸 2016/06/21
メントールの処置量が多すぎるのではないかとのアドバイスがあった。巣箱の容量を計算したところその通りだったので半分の50gに減らした。ただ、通常の巣箱は巣門以外は閉じている。一方、Warreでは、上部がキルトによる通気性があり、かつ3面巣門で巣底を金網にした場合、巣内の換気量は大幅に大きくなる。同じ量を与えれば、気化したメントールの巣内密度はWarreのほうが相応して低くなるはず。その辺りの加減がまだわからない。

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最上段の上桟の上に麻布で隔てて置く        キルトを載せ

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屋根を載せ                    ガッチリ紐で固定

ハチにとくに変化は起きなかったが、この方法ではたして気化したハッカが巣内にまんべんなく行きわたるか気になる。


2016年6月17日金曜日

ミツバチのカニバリズム(共食い)

たまたま、ローワン・ジェイコブセン著『ハチはなぜ大量死をしたのか』(2009年出版)を読んでいたらこんなくだりがあった。

コロニーのたんぱく質のレベルを調整する役割は育児蜂の肩にかかっている。たんぱく質が少なくなると、まず、採餌蜂への供給をストップする。これでも足りないと、新しく生み出された卵や、若い蜂児を食べて、たんぱく質をリサイクルする。いよいよたんぱく質のレベルが悪化すると、女王蜂のすぐ後について、産み落とされる卵を次々と食べてゆく。…………つまり、たんぱく質のレベルが低下し、育児蜂がいよいよ空腹に耐えられなくなると、彼ら(←訳書ママ)はもっとも便利なたんぱく質資源である卵に手を出さざるをえない。

また、アメリカの養蜂家ランディ・オリバー氏も、彼のサイトのコロニーの盛衰を理解すると題した記事のなかで、次のように述べている。

蜂蜜と花粉のすべての蓄えを食い尽くした飢えたコロニーは、まず卵、つぎに若い蜂児、それから発育し蜂児を共食いする。ただし、ふつう有蓋蜂児は食べない。なぜなら、有蓋蜂児には餌を与える必要はなく、これらの蛹がコロニーの生きのびる唯一の可能性だからだ。


以前の記事で触れたが、共食いはミツバチの生態系における「摂理」のようである。



2016年6月16日木曜日

残念ですが

セイヨウミツバチとニホンミツバチの産卵で面白い違いがある。洋バチの卵は産卵直後から3日ほどは巣房の底に直立していて、その後に斜めになるのに対して、和バチの卵は最初から斜めになっているという。だから、卵が巣底で直立していれば、それはセイヨウミツバチの女王が生んだ卵ということになる。

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6月10日にニホンミツバチの巣から取り出した巣板 巣房底に卵が斜めになっている 

上の写真の巣板をセイヨウミツバチの巣箱へ移したものを、今日、写真に撮った。1週間ほどでずいぶん汚れたものだ。

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6月16日 卵は巣底で直立~やや傾いている

洋バチの巣に導入した和バチの巣は、卵、蜂児、有蓋蜂児がいたのだが、卵以外はすべてきれいになくなっていた。しかし、直立した卵があることから、これは洋バチの女王が和バチに巣に産み付けた卵ということになる。12日に内検したとき、この巣板を洋バチの女王がたしかに歩き回っていた。

巣房のサイズは洋バチより少し小さいが、このあと幼虫となって蓋がされてセイヨウミツバチが孵るのだろうか。


新しい巣門の出入り

台座交換から一晩経った。

ハチたちの順応は予想したより早く、まだ少ないながら側面の巣門からも出入りするハチの姿も見える。



台座の上面を金網にして、巣箱の底全体をハチの出入り口にする方法もあるが、スズメバチ対策をどうするか見通せなくて、今回はやめておいた。

こうして4面巣門の台座が具体化すると、別のアイディアも浮かんでくる。

台座の4面に広い窓を開けて、5mm程度の金網で覆って出入り口とし(←スズメバチブロック)、内部的には台座と巣箱は素通しにする手もありそうだ。台座はブロックに載せ、落下物はそのまま地面へ落とすのはどうだろう。地面へ直接というのが心配なら、底も金網にするかあるいは地面にムシロかドンゴロスでも敷いておく。

ははは、思考操作は果てしなく続く…………


2016年6月15日水曜日

夏用台座など

ニホンミツバチは暑さに弱いといわれる。巣が脆くて温度が高くなると落ちてしまい、それを嫌ってハチが逃去するという。

その対策として台座の底板を金網に換えて下部を開放し、巣門も1カ所だけでなく4面すべてを巣門にして通風をよくする手がある。

和バチ入居以来、ハチが出入りできるだけの簡易台座でごまかしてきたので、夏対策をした台座に切り替えることにした。ついでに、手直しした改良半枠も導入する。

現在、4段構成で上部から1段に上桟、2段に半枠が入り、3、4段は空洞で、それらが簡易台座に直に乗せてある。

3段を改良半枠にし、4段は空洞のまま扉を付けて内部を撮影できるようにし、簡易台座は夏用の金網底4巣門付きに交換する。ただし、巣箱がスダシイの大木を背負っているので、真後ろになる巣門は閉じておくことにした。

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左から 新しい台座(4面巣門網底)、4段(扉付き)、3段(改良半枠入り)

いくら和バチが活発でもまだ巣は3段目の箱まではきていなかったから、交換作業は簡単だった。現行の3、4段の壁面にはハチが多数張り付いていたが、巣がないので取り外しても実害はない。

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台座、4段、3段を差し替え 奥に旧4、3段 右に簡易台座が置いてある

野地板に巣門を彫っただけの簡易台座が約9cmの高さの台座に変わったので、巣門がその分高くなる。帰ってきたハチたちは、まず旧巣門の辺り、つまりビールケースの底の辺りに集まり、しばし右往左往したのち、上部の新しい巣門へ入っていく。すんなり入るものもいれば、何度か入り直す慎重なハチもいる。巣門の位置が変わることの影響が一番心配だったが、さほどの戸惑いもなく対応している。

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帰巣したハチたちは元の巣門の位置に集まる     正面右手にも巣門 裏の巣門は閉じた



4段目の扉を開けて、内部を撮影してみた。ここ(3段目)に巣板ができはじめたら、4段目に新しい箱を入れ、扉のある現4段目は5段目になる。

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内部観察用の扉                  カメラで巣内を撮影

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巣箱はすぐに静かになった