2016年6月15日水曜日

夏用台座など

ニホンミツバチは暑さに弱いといわれる。巣が脆くて温度が高くなると落ちてしまい、それを嫌ってハチが逃去するという。

その対策として台座の底板を金網に換えて下部を開放し、巣門も1カ所だけでなく4面すべてを巣門にして通風をよくする手がある。

和バチ入居以来、ハチが出入りできるだけの簡易台座でごまかしてきたので、夏対策をした台座に切り替えることにした。ついでに、手直しした改良半枠も導入する。

現在、4段構成で上部から1段に上桟、2段に半枠が入り、3、4段は空洞で、それらが簡易台座に直に乗せてある。

3段を改良半枠にし、4段は空洞のまま扉を付けて内部を撮影できるようにし、簡易台座は夏用の金網底4巣門付きに交換する。ただし、巣箱がスダシイの大木を背負っているので、真後ろになる巣門は閉じておくことにした。

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左から 新しい台座(4面巣門網底)、4段(扉付き)、3段(改良半枠入り)

いくら和バチが活発でもまだ巣は3段目の箱まではきていなかったから、交換作業は簡単だった。現行の3、4段の壁面にはハチが多数張り付いていたが、巣がないので取り外しても実害はない。

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台座、4段、3段を差し替え 奥に旧4、3段 右に簡易台座が置いてある

野地板に巣門を彫っただけの簡易台座が約9cmの高さの台座に変わったので、巣門がその分高くなる。帰ってきたハチたちは、まず旧巣門の辺り、つまりビールケースの底の辺りに集まり、しばし右往左往したのち、上部の新しい巣門へ入っていく。すんなり入るものもいれば、何度か入り直す慎重なハチもいる。巣門の位置が変わることの影響が一番心配だったが、さほどの戸惑いもなく対応している。

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帰巣したハチたちは元の巣門の位置に集まる     正面右手にも巣門 裏の巣門は閉じた



4段目の扉を開けて、内部を撮影してみた。ここ(3段目)に巣板ができはじめたら、4段目に新しい箱を入れ、扉のある現4段目は5段目になる。

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内部観察用の扉                  カメラで巣内を撮影

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巣箱はすぐに静かになった


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