2016年11月13日日曜日

オオスズメバチの簡易防御網

従来の防御網を取り外したあと、巣門に角材を積んで幅を狭めてある。ただ置いただけだから外気温に応じて幅を自由に調整できる。


巣門に密集したハチたち

 
触覚をうごめかしてなにやら気配がおかしい

ニホンミツバチへの攻撃はなりをひそめたが、セイヨウミツバチへは防御網取り外し後も連日のように続いている。

防御網を外した翌日。角材で狭めた巣門に集まったハチたちの様子がおかしい。しばらく観察していると、巣門の中央にミツバチの針が落ちていた。写真は撮れなかったが、針には体の一部も付いていた。これは、オオスズメバチに攻撃されたに違いない。おそらくオオスズメバチの体節の隙間から針を刺し込んだものの、振りちぎられてしまったのだろう。

巣門を狭めてある分、攻撃が集中しやすい。

防御網を元へ戻すこともなさそうだが、なにか処置をする必要がある。トリカルネットの端材を使って簡易防御網を設置した。

 
簡易防御網

ハチが安心して日向ぼっこのできる日はいつになるだろう。 

2016年11月11日金曜日

セイヨウミツバチ 冬用の巣底へ

LangstrothからWarreへの移行に失敗し、そのままシーズンを終わることになったが、はたしで現状のままでいいか悩んだ。このままだとハチたちは住まいの下部にWare巣箱という大きな空洞を抱えたまま越冬することになる。なんだかスカスカって感じで寒々しい。

一番簡単なのは、取り外して保存してあるラ式巣箱の巣底を戻せばいいが、ダニ対策で粉糖処理などをしたときは巣底の状態を見てみたい。手間はかかるが、和バチの冬用巣底と同じ構造で、ラ式寸法の冬用OMF(Open Mesh Floor or Screened Bottom Board)を付けることにした。

 
トレイの上敷き、巣底とトレイ、金網枠       すべて重ねたところ

現在、ラ式とヮ式の奥行きの違いでできる隙間は、ラ式の底に板を打ち付けて塞いである。その板を外して、OMFを、現在のラ式巣箱とヮ式巣箱の間に挿入すれば、そのまま冬用のハチの住処になる。冬のあいだヮ式巣箱はただの台として使う。

 

越冬が成功し、春の増勢期になれば、OMFを外して、ラ式の底に塞ぎ板を戻せばラ式→ヮ式移行巣箱に戻る。塞ぎ板のネジ止めがめんどうだから、これも枠式にしてすっぽり入れ替えるのもよさそうだ。

2016年11月10日木曜日

スズメバチ防御ネットの取り外し

スズメバチ防御ネットを取り外した。この期に及んでまだやってくるオオスズメバチはいるが(今朝の動画)もう大きな被害はでないだろう。ハチの出入を観察しているとわかるが、なんとか通過できるとはいえ防御網は彼女らにとってもそうとうなストレスだと思う。早く外してやるにしくはない。

 
セイヨウミツバチは亀甲金網とトリカルネット    亀甲ネットを外し…

 
トリカルネットも外した

今年はじめてオオズスメバチをセイヨウミツバチの巣門前で捕殺したのが8月10日だった。同17日に金網式の捕殺器を設置した。記録がないが同じころに粘着トラップも設置したと思う。9月9日に捕殺器を外し、巣門にトリカルネットの防御枠網と、さらに外側に2重の亀甲金網を配置した

金網式のスズメバチ捕殺器は、オオスズメバチの個別攻撃には有効だが集団攻撃のステージに移行するとほとんど意味がない。この状態のオオスズメバチはハチを捕獲して巣に持ち帰ることはせず、集団で巣門に待ち構えて出入りするハチを手当たり次第に殺す。コロニー全体のハチを全滅させ巣内の幼虫とハチミツを強奪するとに集中する。個別攻撃ステージのオオスズメバチは獲物を捕まえたあと斜め上方に飛び立って帰巣しようとする。その習性にしたがって行動しないと捕殺器の仕組みは機能しないのだ。

2重の亀甲金網は最終段階でオオスズメバチの侵入を許した。大きな被害はでなかったが、来年はさらに工夫が必要だろう。

ニホンミツバチのほうはオオスズメバチに対する本能的な自衛手段を持っているので、洋バチほど厳重に保護する必要はない。トリカルネットで3面ある巣門への出入を分散させただけ。

ニホンミツバチについてはトリカルネットと粘着トラップでオオスズメバチを十分に防げたと思う。トリカルネットについては、巣箱全体を覆う必要はなく、巣門を覆う面積をもう少し狭めてもいいかもしれない。

 
ニホンミツバチ トリカルネットの防御網を外す

2016年11月6日日曜日

オオスズメバチとカマキリ

オオスズメバチの猛攻は収まったようだが、散発的な攻撃はまだ続いている。今朝も粘着トラップに1匹、さらにその様子を見ているうちにさらに1匹が来襲(これはラケット処分)。そのときの巣門の様子が次の写真だ。

巣門の一部にハチたちが密集して解散しようとしない。おそらくこの部分はオオスズメバチが侵入し餌場をマーキングするフェロモンを残した跡ではないかと思う。ミツバチには尾の近くの背中側にあるナサノフ腺から分泌する集合フェロモンが有名だが、オオスズメバチにも同様な器官があって、やはり尾の近くの腹側にあるファン・デル・フェヒト腺から餌場のマーキング・フェロモンを分泌するそうだ。

オオスズメバチが散発的な攻撃から集団攻撃へ移行するきっかけが、このフェロモンによるマーキングだという。その臭いを打ち消すために、ハチたちは必死になって自分たちの集合フェロモンを分泌しているのではないか(あくまでも想像)。

 
巣門の一部に密集するハチたち

それだけではない。巣門の下では、カマキリも虎視眈々と巣に出入りするハチを狙っていた。

 
木の葉かと思えばカマキリ

霜が降りるほどの気温になるまでハチたちも油断がならない。でもそうなったらそうなったで、つぎは寒冷との戦いが始まる。なにせハチたちは必死に羽ばたいて自身の身体を発熱することで、巣内を25℃ほどに、とくに幼虫のいる巣房付近は35℃ほどに維持しなければならない。そのエネルギー源はもちろんハチミツだが、冬の間は花があっても寒くて飛べないし、頼るは自分たちが蓄えたハチミツしかない。しかもしぶとく生き残ったダニが有蓋巣房にわだかまり、新しい命を浸食しようとする。

バロアに痛めつけられた我が家のセイヨウミツバチがはたして無事に越冬できるのか。心配はつきない。



2016年10月28日金曜日

オオスズメバチの侵入

侵入といっても、巣内にではなく、2重の防御網の内側に入ったということだ。

以前の記事でも書いたように防御網の外側は亀甲金網の2重張りだが、網目は広くてオオスズメバチでもくぐり抜けることはできる。網目をずらせて2重にすることで、スズメバチへの心理的な圧力としたつもりだった。

この希望的推測はこれまでのところ有効だった。しかし、今朝の点検で、ついに亀甲金網の中に侵入したオオスズメバチを見つけた。

ふつうは、亀甲金網の前でホバリングするうちに、箱の上に置いた粘着トラップに捕獲されている仲間のフェロモンに惹かれてそちらへ移動して(今朝もすでにトラップでもがいているオオスズメバチは複数いた)、同じ運命をたどるのだが、このハチはついに心理的なバリアと突破したようだ。

内側のトリカルネットは通過できないから、トリカルネットと金網で限られた空間を飛び回っていた。ニホンミツバチが襲撃を受けたときはオオスズメバチはトリカルネットを齧って破ろうとしていたが(あとで見るとほとんどネットに損傷はなかった)、こいつはトリカルネットに頭突きを試みていた。もちろん跳ね返されるだけで効果はなかった。

 
ついに侵入したオオスズメバチ

このまま放置するわけにはいかないから、なんとかしようとおもうが、手前に金網があるので、ラケットも捕虫網も使えない。思いついて金串で刺そうとうろうろしているうちに、オオスズメはミツバチの襲撃を諦めて逃げだそうとした。亀甲金網から半身を出してもがいているところをラケットで刮ぎ落とすように叩き落とした。しかし、打撃が中途半端だったようで、いったんは地上へ落ちたが、すぐに飛び去ってしまった。

さいわい、気づいたのが早かったのでミツバチの被害は少なかった。でも、運の悪いハチもいるもので、花粉をたっぷり採集して帰巣したところに、オオスズメバチに出遭い羽根を齧られてしまったものもいた。

 
被害に遭ったミツバチ               羽根を齧られている

そろそろオオスズメバチのコロニーも来季女王の飼育が終わり自然解散するころだ。いくらにっくきオオスズメバチでもこれ以上むだに殺したくはない。再来しないことを願っておく。

2016年10月24日月曜日

ニホンミツバチ 冬用の巣底へ

ニホンミツバチの巣底を冬用に変更した。

夏用は網目の巣底がそのままビールケースの上に置いてある。強度のためにビールケースと巣箱の間に厚板を噛ませてあるが、巣底のサイズの穴が開けてあり、ゴミはそのまま地上に落ちる。このままでは巣底は開放状態だから、冬は塞いでやりたい。

冬用の巣底は、板底の上に、板のトレイを差し込み、その上にさらにPPプレートを置く。


レイ 巣底 PPプレート(奥は交換用)

 
冬用巣底 トレイとPPプレートは引き出せる

 
巣箱と厚板の間に、冬用巣底を挟む

 
掃除のときはトレイを引き出してPPプレートだけ取り出して洗えばいい

ハチたちが冬場を清潔な環境で過ごせることを願う。

2016年10月16日日曜日

ジョロウグモもミツハチの天敵

巣箱に押し寄せてくるスズメバチに目を奪われがちだが、クモ、とくにジョロウグモはミツバチにとってスズメバチに匹敵する天敵だ。

ジョロウグモを見つけたらバトミントンのラケットでスマッシュする。ちかごろは、スズメバチよりジョロウグモの巣をラケットで払うことが多いくらいで、ラケットにクモの巣がべったり着いている。その巣をよく見れば捕縛されたミツバチの姿が透けて見える。

 
クモの巣べったりのラケット            絡め取られたハチたち

秋になるとクモも大きく育ち、それに応じて巣の範囲も拡大する。そればかりではく、見えにくい粘着性の糸を2層、3層に張りめぐらす。テリトリーをミツバチが通過しようとすればひとたまりもない。

気をつけて見回っていたつもりだが、セイヨウミツバチの巣箱のすぐそばの、木立でちょっと死角になるところに大きなジョロウグモの巣を見つけた。

 
2mほどの高さにジョロウグモの巣が

デジカメのズームとマニュアルフォーカスを使って撮ってみたところ、肉眼ではとても見えない細部までよく見える。たくさんのミツバチが糸にくるまれていた。
DSCN2754.jpg
ジョロウグモと餌食になったミツバチたち

かろうじて届く高さだったのでスマッシュて仕留めたことは言うまでもない。最初の写真は、そのあとのラケットの映像である。