まだ入居して日も浅いのでざっと巣のでき具合を確かめるために、巣箱の奥の方から巣門へ向かって順次見てみることにした。
当方の場合、普通の内検では面布や手袋などは着用しない。ハチは刺せば自分が絶命するから無意味に人を刺すようなことはない。ハチのご機嫌が悪い時は、蓋を開けたときこちらへ向かって体当たりをしてくる。そういうときは内検はしないことだ。
上桟にはスターターとして三角柱を付けて蜜蝋を塗ってある。まずはハチたちが上桟に沿って巣作りしてくれたかが最大の懸念だった。写真でわかるように、その点は問題なかった。もっともこれから先も巣作りがお行儀よく進むかどうかは???
1枚目 2枚目
内検ともなれば産卵状態を確認するべきだが、今日はなるべく早く終わらせるために巣のできぐあいを確認するだけにした。
巣脾のできぐあいは奥からだんだん大きくなり3枚目を境に5枚目まで小さくなっていた。その先は8枚目まであるがまだ作られていないと思う。
上桟を引き上げようとするとかなりの抵抗がある。ハチたちがハチ鎖を作ってがっちりスクラムを組んでいるからだ。
この先はまだ巣作りはしいていないだろうと見極めで、ここで蓋を閉めた。
昼間に初めて巣を引っ掻き回してしまったので、少し心配で、夜になってから巣内の写真を撮ってみた。
今日は簡単に上桟を引き上げることができたが、この先、どんどん巣が大きくなって、蜜や花粉の巣房が増え、子育て中の巣房が多くなれば、そうは問屋が卸すまい。この先は未知の領域だ…………