このサンショウは植わっていた場所の条件があまりよくなかったので、現在の場所に移植したが実ることはなかった。それがなぜ今になって結実したか。
実は庭にはサンショウの木がこれ以外に6本もある(植木屋で買ったものは1本もない)。そのうち1本は去年から実を着けだしたアサクラザンショウで、近所の廃屋に生えていた親木から挿し木したもの。残りは鳥が糞とともに種子を運んでくれて自生した普通のサンショウでまだやっと花が咲きだすくらいの樹齢だ。
つまりこれらのサンショウが花を咲かせたために、古株が初めて受粉し「女」に目覚めたということになろうか。野生の雌の株を見つけて何度となく挿し木に失敗したあげくに、こういうことが起きようとは…………
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