2018年6月3日日曜日

ヤマザクラ群は上桟2段へ

踏ん切れずにぐずぐずしていたが、ヤマザクラ群も2段目に上桟をセットすることにした。ついでに3段目も増設し、巣門段も前面開扉巣門に入れ替える。さらに、夏に備えて巣底を網底(OMF)化する。

 
移行準備

カキノキ群の場合は、まだ巣脾が段を越えて伸びていなかったので、上桟を2段目にセットするだけでよかった。しかし、ヤマザクラ群はすでに2段目の中ほどまで巣脾が伸びているから、できている巣脾を途中で切断するという荒業をすることになる。切断した巣脾は針金で上桟に固定して、巣箱へ戻す。

 
貼り付いた巣脾を切り離す

 
長い巣脾は見台へ

 
短い巣脾は新しい巣箱へ

 
切り取った巣脾の断片 見台に切り取った残りの巣脾が見える

長過ぎる巣脾を見台に移して、適当な長さに切断。その断片を別に用意した上桟に針金で取付けた。しかし、ここからが誤算続きで、なかなかすんなりとは上桟に固定できなかった。この段階になると手はハチミツでべたべたで写真を撮っているゆとりはない。四苦八苦、冷や汗ものであった。

 
巣箱3段、前面開扉巣門、網巣底に移行完了

巣脾を切断すれば、その巣房の卵や幼虫や蛹は犠牲になる。巣房から溢れたミツに溺れるハチもいる。巣箱を動かせば、どう丁寧にやってもハチを潰してしまうこともある。今回は、巣脾を切断する蛸引きを温めるために用意した鍋のなかに飛び込んでしまったハチも数匹いた。早めに処置していれば、こんなことはしなくて済んだのだ。なんとか終わったものの、もう二度とやりたくない作業だった。後悔しきりである。

今回も素手・素面で作業をした。巣脾を切断するときは、何度もハチに手が触れることがあったし、終始、ハチの乱舞の中で作業を進めたが、ハチに刺されることはなかった。ゆったりした動作である限り、その動作主体が自分たちにとってどんなに危険なことをしているか、ハチは理解できないようだ。それにかこつけて人間は荒業をすることになるのだが。

夜になって巣内を撮影してみた。

 
網底 巣のゴミは網を通って下に落ちる 最下部は引出しになっていて掃除ができる

 
夜になって巣内を撮影 早めに3段目にも上桟をセットしよう

あとは、ハチたちが逃去せずに落ち着いてくれることを願うばかり。

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